2014.08.17 SUN
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広報レポート<2夜連続、5時間ゲーム>

9回、ピンチをしのぎ、笑顔でベンチに戻るA.カーター選手
12回、7番手で登板した武田勝選手

プロ入り後、一番投げたのは前回の130球でした。しかし、6回までに128球を投げていた大谷選手は、7回の攻撃中にベンチを飛び出してキャッチボールを始めました。プロ入り後の最多投球数を更新することが確定しても、マウンドを譲る気はありませんでした。そして、7回。2死からこの日8個目の四球を与えながらも、最後は力で押し込んで一塁ライナーに打ち取りました。初回に3点を失ったものの、2回以降は要所を締めて同点で交代。最速159キロの意地、執念、気迫――。さらに、思うようなピッチングができない自分への怒りが含まれていたようさえ感じられる149球でした。

バトンを受け取ったブルペン陣も、必死のピッチングで無失点を続けました。8回の宮西選手から引き分けに持ち込んだ最後の武田勝選手まで、全員が5時間48分を戦った前日もマウンドに上がっています。2日連続で延長12回の死闘。なかなか勝ち越し点が取れない中、踏ん張りをみせてくれました。相手投手陣の自責点は「0」。ミスに乗じて得点し、3点差を追いつき、突き放されませんでした。5時間14分。同じ延長12回引き分けでも、前日とは様相の違う一戦となったのは間違いありません。

初戦が札幌からの移動試合だったことを考えると、非常に過酷な3連戦となりました。1敗2分けで乗り切ったとみるかどうかは、19日からのホーム6連戦での戦いぶりにかかってきます。まずは旭川から。勝負のときは続きます。

大谷選手<7回 149球 打者33 安打4/本塁打1 三振6 四球8 失点・自責点3>

先発の大谷選手

「今日も全然ダメでしたね。甘く入ったところを打たれました。球数も多くなってしまい、最後まで攻撃側にリズムをつくるピッチングが出来ず、申し訳ない気持ちでいっぱいです。自分が野手でも打ちたくないピッチングをしてしまいました。また明日から次回の登板に向けてしっかり準備をしていきます。」

栗山語録

Q.大谷選手が7回3失点。2ケタ勝利はまたお預けとなりました
「良くなかったけど、立て直せたよね。本人は納得していないんだろうけど、よくああなったと思う」

Q.中田選手がブレーキに
「こういうときもある。これをしっかりと受け止めてくれればいい。信頼しているバッターなんだから」

Q.中継ぎが頑張りました
「鍵谷や河野はギリギリのところで投げることが自信につながっていく。勝てなかったのは悔しいけど、ああいう若い選手が前に進んでくれているのはうれしい。これを良しと考えて、次も頑張ります」

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