2014.08.21 THU
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広報レポート<野武士集団、再び>

プロ初HRの市川選手
本日のヒーローの西川選手と市川選手

イーグルスの猛追を最後は好守でかわしました。9-5で迎えた9回表2死満塁の場面。銀次選手の一二塁間を襲った打球に中島卓選手が追いつき、一塁へ素早く送球してゲームセット。1982年から92年までを彩ったオレンジのユニフォームをまとう「レジェンドシリーズ2014」の初戦、往年の名プレーヤーだった白井コーチをほうふつとさせる守備にも、背番号9は「まだまだ。足元にも及ばないです」と謙遜していました。

20年以上時をさかのぼり、復刻ユニフォームに身を包んだ選手たち。当時も世間をあっと言わせたデザインは、現代に時代を移しても奇抜なものは奇抜でした。試合前、シートノックに向かう選手を白井コーチがドレスチェック。「(大谷)翔平は割と似合ってる。(杉谷)拳士はシリーズが終わっても着ていようか?」。普段は緊張感漂う時間帯ではありますが、ふっと肩の力が抜けるようなやり取りが交わされました。

先発の浦野選手が2回に先制を許すも、個性豊かな野武士集団と呼ばれた東京時代にタイムスリップしたように、その裏4安打で4点を奪い逆転。4回には市川選手にプロ入り初アーチが飛び出すなど、5安打を浴びせかけて5点を挙げ、大勢を決めました。往年の4番打者、柏原打撃コーチもえびす顔で塁上をにぎわす光景に見入っていました。イーグルスに2連勝し、8月5日以来16日ぶりに貯金を1としたファイターズ。初めて妻子を札幌ドームに招いた試合でお立ち台に上がった市川選手は「貯金を増やしていけるよう、もっともっと勝ち続けていきます」と声を張り上げました。「なかなか勝った印象がない」と白井コーチはこのユニフォームを着ていた時代を振り返りますが、選手たちは歴史を塗り替えるくらいの意気込みでこのシリーズに臨んでいる感じがします。

浦野選手<7回1/3 112球 打者31 安打5 三振4 四球4 失点・自責点4>

先発の浦野選手

「最初はしっくりいかなかったけど、修正できました。全然腕を振れなかったので、しっかり腕を振っていこうと。逆転してもらえたので、引き締めていこうと思いました。ただ、最後は投げ切らないといけない。そこは反省しないといけないと思っています。」

栗山語録

栗山監督

Q.2回の逆転シーンに関して
「自分たちが何をしなければいけないのか、各自が理解していたね。ベンチにも気持ち的に諦めない、いいムードがあった。逆転タイムリーの遥輝はいい働きだったけど、持っているものからしたらこれが普通だと思ってるよ」

Q.市川選手がプロ入り1号本塁打を放ちました
「打った瞬間いったと思った。友也は大学の時から見ていたし、苦労してきたのも知っているから本当によかった」

Q.先発浦野投手は8回途中まで投げて勝ち投手となりました
「最初は良くなかったけど、よく立て直した。逆転した後は駄目なら交代も考えたが、途中から腕が振れるようになってきた」

Q.再び貯金1となりました
「昨日で借金が0になって今日から再スタートだと思って試合に臨んでいた。今日からまずは(8月の)10試合めいっぱい戦うつもりだったし、その初戦をとれてよかった」

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