2014.08.27 WED
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広報レポート<1点差で勝つということ>

6回、ツーベースの稲葉選手
9回、4番手で登板の増井選手

最後の打者が放った打球がワンバウンドで増井選手のグラブに入りました。ゆっくりとボールを一塁へ送球して試合が終わった瞬間、ベンチで見守っていた中村選手は大きく拳を握りしめました。1点リードの9回。1死満塁ピンチとなっても、先発を託された男は「絶対に増井さんが抑えてくれると思っていました」と信じる気持ちを持ち続けていました。「いつも中継ぎの方々に抑えてもらって、打者のみなさんにも援護がもらえるんで」と謙遜しながらも、7回途中まで投げて、自身今シーズン負けなしの6連勝には充実感が漂います。

中村選手が先発した13試合で、チームは11勝2敗。10試合で先制点も入り、歯車が噛み合っていることはデータが示しています。13試合の1点差勝利も、中村選手先発試合で4試合。数字上は“薄氷の勝利”となっていても、全軍が躍動しなければ1点差を勝つことはできません。9回に逆転サヨナラの場面を作られてもしのぎ切りました。何よりも、ブルペン陣が安定したことが大きな要因です。24日のライオンズ戦で後半戦初の1点差勝ちを収めると、中1試合でこの日の勝利。不振でファーム落ちも経験した増井選手は復帰後の17試合で1失点と安定感を取り戻し、6試合連続セーブを挙げています。

3人合わせて68盗塁の1~3番の快速トリオの足技で先制し、当たりが止まっていた中田選手が久々の本塁打を放ちました。休養を取りながらの出場となっている稲葉選手も二塁打を含む2安打と元気なところを見せています。首位ホークスを相手に敵地連勝を決めて4連勝。月間でも白星が先行し、貯金も今季最多に並ぶ「4」となりました。全員野球で僅差の勝負をモノにする。“カタチ”が整っている今、白星を確実に積み上げたいところです。

中村選手<6回2/3 107球 打者27 安打5 三振2 四球3 失点・自責点3>

先発の中村選手

「6回までは粘れたと思います。ただ、7回に2アウトからフォアボールでランナーを出したことが不甲斐ないし、ああいうことをやっているようでは恥ずかしい。取れるアウトをしっかりと取らないといけない。次の登板からはこういうことがないように反省して、練習していきたいと思います。」

栗山語録

Q.3回に中田選手の一発が出ました。
「こういう試合は主役がなんとかしないといけない。勝(中村選手)も頑張ってくれたけど、フォアボールが続いたら崩れることもある。そういう意味では翔の一発は落ち着いたね。」

Q.稲葉選手の二塁打を含めそれぞれが仕事をこなしたゲームでした。
「そうだね。皆がそれぞれの仕事をしてくれたね。今日の勝も良かったけど、悪いときだけではなく良いときでも課題はあるよね。ただ、ランナーを出しても最後まで投げきってくれた。」

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