2014.09.13 SAT
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広報レポート<真正直な胸の内>

7回、タイムリーの大引選手
ヒーローインタビュー大引選手

抑えていた思いがとめどない涙となってあふれ出ました。大谷選手2度目の完封勝利をもたらす、7回に決勝適時打を放った大引選手は、お立ち台の途中から嗚咽をもらしながらの受け答えになりました。決して表には見せてこなかった辛い気持ち。「万全でない体でも使ってくれた首脳陣、ケアしてくれるトレーナーに感謝します」。スタンドから降り注ぐ拍手が背番号7の背中を温かく包み込みました。

2ケ月ほど前から腰や両足の張りが取れなくなり、落とした打撃の調子を取り戻そうにも練習量を増やせないジレンマ。本拠地でのクライマックスシリーズ開催へはもう落とせないバファローズとの直接対決で、0-0の7回1死一、二塁の場面に集中を極限まで高めました。「先頭の中田だって体は僕と同じ。4番が後ろにつなぐ打撃(左前打)をしてくれて、二塁から激走。本当にうれしかった」。チームをまとめる主将は一丸で奪った虎の子の1点をこう振り返りました。 7月、札幌盲学校に通う女子生徒の方から球団へ一通の手紙が届きました。弁論大会で発表した内容を先生が代筆したもので、日々ラジオで中継を聞き、選手の頑張りが励みになっている、という思いがつづられていました。同校の所在地、江別市の応援大使を務める大引選手は手紙を読み「一日もおろそかに戦うことはできない」と話します。

体調が万全でなく、昨年のようなチーム状態なら「心が折れていたかもしれない」と心中を明かしますが、今年は明らかに違うとも言い切ります。「チームがこの位置にいて、稲葉さんとも1試合でも多く戦っていきたいですし。石にしがみついてでも、という心境です」。残り18試合も背中で、言葉で範を示しながらキャプテンは突き進みます。

大谷選手<9回 122球 打者31 安打5 三振9 四球2 失点・自責点0>

先発の大谷選手

「完投という結果は非常に嬉しいですが、内容はまだまだ納得できていません。ゲッツーや中田さんの守備もそうですし、大野さんにも助けられての完封でした。」

栗山語録

栗山監督

Q.1対0の見事な勝利でした
「色んな意味をもってこの3連戦に向かっていたので勝ってよかった」

Q.大引選手が7回に均衡を破るタイムリーを放ちました
「技術もすごいけど、それ以上に気持ちが伝わってきたね。お立ち台で見せた涙も、バファローズから移籍してきて、キャプテンとして頑張ってくれて、その移籍したバファローズが優勝争いをしていて・・・と色んな想いを背負って戦ってくれているんじゃないかな」

Q.投げては大谷選手が9奪三振の完封勝利です
「内容はそこまで良くなかったけど、よく踏ん張った。球数が多くなりそうな展開の中、なんとか投げきることができたね。課題も翔平自身がよく分かってると思う」

Q.8回無死一・三塁からセーフティスクイズを本塁封殺する中田選手の好守備がみられました
「ビッキー(大引選手)がヒーローインタビューでも言っていたように守備でもよくチームを引っ張ってくれてた」

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