2014.10.02 THU
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広報レポート<新しい風>

2回、タイムリースリーベースの石川亮選手
6回、4番手で登板の白村選手

チャンスで初打席が巡ってくるだけでも、野球界では“持っている男”と言われます。しかも、結果を出すとなると、それはもう“選ばれた男”とさえ表現していいかもしれません。「8番・捕手」でスタメン出場した石川亮選手が、プロ野球選手として初めて打席に立ったのは2回1死。満塁という絶好機でした。フルカウントまで持ち込まれた勝負でも動じることなく、最後はしっかり捕らえて右翼線へ。打球が転々とする間に走者全員を本塁に迎え入れ、自らも三塁まで到達しました。プロ初打席で初安打。それも長打で打点つきの先制打でした。

この日一軍登録され、「9番・左翼」で即スタメン出場を果たした岸里選手は第1打席こそ三振に倒れましたが、4回1死の2打席目で中前打を放ってプロ初安打を記録しました。しかも、6回には二塁への内野安打が適時打となり、初打点も挙げています。2打席目でのプロ初安打を含む2安打1打点は、尊敬する高校の先輩・大谷選手とまったく同じです。さらに、一足先にプロデビューを果たしていた渡邉選手も途中出場ながら、6回1死一塁の場面で左前打を放ってプロ初安打。高卒ルーキー3選手が同一ゲームで“記念の一打”を記録するという、極めて珍しい試合となりました。

高校を出たばかりでも、野手は1年目からどんどん試合経験を積む。これがファイターズの育成方針です。岸里選手はイースタン・リーグ公式戦にチーム最多となる107試合に出場。石川亮選手は86試合に出場し、うち72試合でスタメンマスクをかぶりました。渡邉選手は途中、故障での離脱がありながらも207打席に立っています。そして、力試しの場としてシーズン最終盤で一軍切符を手に入れ、いきなりイキの良さを見せました。稲葉選手、金子誠選手という“巨頭”がチームを去る一方で、新しい風が吹き込む。このサイクルがチーム、そして野球界が未来につながっていく原動力となるのです。

新垣選手<1回2/3 46球 打者12 安打4/本塁打1 三振2 四死球2 失点7 自責点4>

先発の新垣選手

「状態はファームで投げてる時と変わらず良かったのですが、フォアボール、エラーなどで自らリズムを崩してしまい、チームの皆さんに迷惑をかけてしまいました。先制点を挙げてもらったにも関わらず、直後に取り返され、ゲームを壊してしまって本当に申し訳ないです。与えられたチャンスをモノに出来ず悔しいですが、来季こそは最初から投げれるようしっかり準備していきたいと思います。」

栗山語録

栗山監督

Q.ルーキーの3選手(石川亮、岸里、渡邉)が良いスタートを切りました。
「一年生が3人一緒にっていうのは滅多にできない。良い一歩を踏み出せたと思うし、一度一軍に上がって緊張すればオフの過ごし方も変わってくると思うからね」

Q.近藤選手を遊撃手で起用されました。
「二遊間のケガ人が多いからね。近藤は一度もショートをやったことがないし、万が一という可能性もあるから」

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