2014.10.17 FRI
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<広報レポート>目覚めの3安打

1回、先制HRの陽選手
6回、3ランHRの中田選手

シンプルに考えてボールを叩く。ペナントレースで見せていたスタイルを貫きました。1回2死。打席に立った陽選手は、外角低めへの真っ直ぐにしっかりと反応してみせました。打球は右中間スタンドへ。ゆっくりとダイヤモンドを一周しながら、いろんな思いがこみ上げてきました。「泣きそうになりました。気持ちも楽になった」。この一撃は、チームにこの試合の先制点をもたらすだけのものではありません。クライマックスシリーズに入り、まさかの不振に悩んできた男が目を覚ます一本は、チームを次のステージに導く分岐点になる可能性すら秘めるひと振りでした。第2打席では2打席連続となる3ラン。6回の適時打を含めた3安打で1試合5打点と、完全に目を覚ましました。

4番・中田選手が6回に3ランを放ち、ポストシーズン史上初の4試合連続本塁打を記録。「自分が打てなくても翔が助けてくれていた」と陽選手が話す一方で、中田選手は前日の試合後、こう話していました。「短期決戦では突然打てなくなることがあれば、突然打ち出すこともある。ダイさんも必ず打ってくれる」。支え合おうという思いこそが、ファイターズ打線の原動力です。小谷野選手にも3ランが飛び出し、一発攻勢で2ケタ得点。投げては先発・吉川選手が初回を1失点でしのぎ、6回3失点の粘投で試合をしっかりと作りました。これでファイナルステージは相手のアドバンテージを含めても2勝2敗のタイに。「これで気持ち良く、明日の試合に臨める」。一度火がついた陽選手に怖いものはありません。もう立ち止まらない。一気に前に進みます。

吉川選手<6回 101球 打者27 安打8/本塁打1 三振8 四球1 失点・自責点>

先発の吉川選手

「点を取ってもらえたのでこういう展開で投げることが出来ました。大野さんのリードにもとても助けられましたね。クライマックスシリーズだからといって気負いも無く、普段どおりのピッチングが出来たと思います。ただ、5回の柳田選手への四球はもったいなかったですね。」

栗山語録

Q.今日は打線がゲームを支配しました
「岱鋼は苦しんでいたけど、必ず打つと思っていた。岱鋼が打つとこうなるんだよね」

Q.攝津投手を7点、2回KOという攻撃を序盤に展開しました
「しっかりと打つ球を決めていった結果。逆に吉川にとっては難しい展開の中よく投げたと思う」

Q.アドバンテージ含め2勝2敗の五分に戻しました
「まずはここ(2勝2敗)にきたかった。これでファーストステージと同じ状況までもってこれた。本当の勝負は明日から。最低でも2試合出来るし、野球できることを感謝したい。とにかく明日」

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