2015.03.03 TUE
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広報レポート<1/156>

試合前セレモニー
試合前セレモニー2

「開幕戦のつもりで戦う」指揮官は試合前にこう宣言し試合に臨みました。札幌ドームで今年初めてのオープン戦、監督自ら勝負の年と語る2015年シーズンがいよいよ始まります。「オープン戦でできない事は公式戦でできるはずはない」3月に開催されるオープン戦13試合は「試す試合」ではなく「勝負する試合」として戦います。

ファイターズの先発マウンドには開幕投手が内定している大谷選手が上がります。初回2連続四球から3本の安打を浴びいきなりの4失点。その後も制球が定まることはなく、4回を投げ6与四球と課題の残る投球内容でした。「マウンドで修正をすることができなかった」こう振り返る大谷選手から感じるものは悲壮感ではなく、きっちりと課題をしっかりと見据えた姿でした。

続く2番手で登板したのは中村選手。先発ローテーションを狙う右腕は、緩いボールを駆使してジャイアンツ打線を4回被安打1、与えた失点も犠牲フライの1点のみに抑える好投をみせます。「使わざるを得ないという選手が出てこなかった」と春季キャンプを総括する栗山監督へのアピールとなったに違いありません。

攻撃陣は足を絡めた攻めが印象的でした。初回、西川選手が四球で塁に出るとすかさず盗塁を決めます。2死2、3塁となって迎えた5番ハーミッダ選手。ボテボテの当たりでしたが1塁まで全力疾走をした結果、適時内野安打。失点を許した直後に泥臭く足で点を奪い返します。この日ファイターズが記録した盗塁は4。今年も足を使って1点を奪う野球は健在です。

試合は好機を活かす事ができず、5-4で敗れてしまいました。試合終了後、時計の針は22時を示しているにも関わらずバットを振り込む姿があります。今日の試合を一つの敗戦としてしっかりと受け止め、開幕につながる負けに変えてくれるでしょう。

選手コメント

先発の大谷投手

大谷選手
<4回 81球 打者21 安打4 三振2 四球6 失点・自責点4>
「自分がこういう風に投げたい、と思うような形で投げることができなかったです。限られた球数で長いイニングを投げられるのがベストだと思いますし、とにかくマウンドで修正を効かすことができなかったことが反省点です。(真直ぐを打たれたことに対して)真直ぐで打たれるリスクはありましたけど、内容が良くも悪くも自分の軸は真直ぐなので、我慢しながら探り探り投げました。」

近藤選手
<4回 右越え本塁打 P・大竹>
「とにかく先頭打者として塁に出るという気持ちで打席に入りました。ホームランといういい結果でしたが、オープン戦とは言えまだ負けているんでこれからです。」

栗山語録

Q.札幌ドームで久しぶりの試合
「ホントに悔しいです。オープン戦なのになんでこんなに悔しいのか。ただ、ひとつの負けがこれくらい悔しいんだと思ってやるのはいい。いいことだと思う」

Q.大谷選手は制球が乱れました
「すごくいい一日になった。どうやって対処するか。いい勉強になった。完全に噛み合ってなかったよね。いろんな理由はあるんだけど、開幕前にこういうのが出るのはいいこと。プラスになると信じている」

Q.中村勝選手が4回1失点
「勝というのはああいうイメージ。良さが十二分に出ていた。キャンプからオープン戦にかけて黙々とやっていた。それが間違っていないということ。本人も安心できたかな」

Q.足を使った攻撃もあった
「ハーミッダはホームランも大きいけど、全力疾走で内野安打を取ってくれるという姿がある」

Q.明日の試合に向けて
「全試合勝つつもりでやっているし、勝てなくても最低限、今日のようなドキドキする試合をやろうと思っている。一日一日をしっかりと戦う」

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