2015.03.15 SUN
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広報レポート<白星こそが最良の薬>

6回表、2点タイムリーを放った陽選手
7回表、HRを放ったハーミッダ選手

3月に入って初めて交わす勝利のハイタッチでした。マウンド上では最後までグラウンドに立った選手たちの笑顔が弾け、ベンチでは栗山監督ら首脳陣がホッとした表情を浮かべました。10試合目でオープン戦初勝利。「勝つためにプレーする中で何ができるか」それは指揮官が常に言い続けてきた言葉です。それは、プロとしてそれぞれが目指すものをどのようにチームの勝利に結びつけていくか、痛切に問うたものでもあります。オープン戦とはいえども勝つことがステップアップに必要だとすれば、開幕まで秒読みとなったところで味わう初めての白星は、苦しみを味わった分だけ効き目のある薬となるに違いありません。

不振に陥っていた選手たちが奮起し、好調な選手はそれを維持した試合でした。オープン戦打率1割台の中田選手が先制打を放てば、陽選手は猛打賞を記録。一方で打率3割をキープしている西川、田中賢選手も結果を出しました。新外国人ではハーミッダ選手が一発を放ち、レアード選手も技ありの右前打と復調気配。先発メンドーサ選手は7回1安打のパフォーマンスを披露しました。動くボールを低めに集め、緩急のつけ方も完ぺき。21のアウトのうち、ゴロ12、三振6という数字が、この日のできの良さを物語っています。

もやもやした気持ちをようやく吹き飛ばし、チームは北海道へ戻ります。オープン戦は最終週に突入。チーム全体の思いを代弁するように、陽選手はこう表現しました。「大事なのはこれから」3月27日をしっかりと視野に入れ、全員が前に進みます。

選手コメント

先発のメンドーサ投手

メンドーサ選手<7回 88球 打者23 安打1 三振6 失点1 自責点0>
「変化球全ての球種を試すことができましたし、思い通りに投げることができて良かったです。キャッチャーの石川亮選手もうまくリードしてくれました。二年目ということもあり、お互いデータがある上で戦っているので、その中でライオンズ打線を抑えることができて良かったです。良い収穫になりました。」

陽選手(6回 左中間への2点適時二塁打 P・牧田)
「バットの先だったけど、いい感じで捕らえられた。久しぶりの長打だし気持ちいいですね。ここまで良くなかったから、今日の2本で流れを変えていきたい。大事なのはこれからだと思っています。」

田中賢選手(6回 左前2点適時打 P・宮田)
「打ったのは外のスライダーでした。チームの雰囲気が悪かったので、チャンスでタイムリーを打つことが出来てなによりです。シーズンはこれからです。」

栗山語録

Q.オープン戦初勝利を挙げました
「何度も言うように自分がやれることをやれれば自然と勝つはずなんだよね。メンディーもキャンプから状態が良いし、今日もボールを動かしてテンポよく投げてくれたね」

Q.クロッタ投手も続いてナイスピッチングでした
「試合前に本人とも話したけど、きちっと修正してやってくれたね。順調にきている。クロちゃんらしくなってきた」

Q.打線も得点圏でつながりました
「良かったけど、先に多く取れる場面はいっぱいあったんでね。ひとりひとりが意識してやっていかないとね」

Q.明後日からは札幌で試合があります
「試すという期間は終わっているのでね。ただ、うまくいかない時があるからこそ、そのときに工夫したり考えたりすることができるから。そのまま流れていくのではなく、開幕に向けて良い形で進んでいきたいね」

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