2015.03.17 TUE
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広報レポート〈残る4枠を賭けて〉

二番手で登板の中村勝投手
4回裏、適時打を放つ中田選手

オープン戦で敗戦が続く中、指揮官はしきりに「勝つ」という言葉を繰り返しました。もちろんそれは、相手に勝つという意味で使われています。本日の試合では対戦相手に勝つだけではなく、熾烈なレギュラー争いで仲間にも勝つために戦う姿が垣間見えた試合でした。

現在、ファイターズの開幕ローテーションに関して栗山監督は、開幕投手に指名した大谷選手、そして登板日こそ明言していませんがメンドーサ選手の2選手に対して「当確」と口にしています。つまりファイターズの先発投手陣は残された4人の枠を争っている状況なのです。先発候補の選手達は実践登板の中で軒並み結果を残しています。直近の登板では浦野選手が教育リーグで5回を投げ自責2、吉川選手が同じく教育リーグを投げ5回自責0。斎藤佑選手はイースタン・リーグで6回自責1、オープン戦で登板した武田勝選手は6回自責2、上沢選手は6回自責1とそれぞれが先発投手としての役割をしっかり果たしています。

そんな狭き4枠を賭けて本日は木佐貫選手、中村選手が登板しました。いずれも予定した3イニングを自責0で抑える好投をみせました。それぞれ「内容どうこうではなく0点という事を意識して投げました」、「低めに強い球がいっていたのでよいアピールになったと思います」と語り、この登板が意味するものを十分に理解している様でした。

両投手の投球は首脳陣へ大いにアピールとなったに違いありませんが、評するのであれば一歩前進ではなく、遅れをとらなかったという表現がふさわしいかもしれません。チームが前進し続けている中、その流れに乗って両右腕も前へ進んでいる状態です。開幕まであと10日。投手陣もいよいよ残す実践の場が少なくなってきました。2015年の先発投手陣はどの様な布陣でシーズンのスタートを切るのでしょうか。

選手コメント

先発の木佐貫投手

木佐貫選手<3回 48球 打者13 安打2 三振2 四球2 失点・自責点0>
「試合に入ったら、内容どうこう考えていられないので0点ということだけを意識して投げました。周りが納得いくような結果を求めて、これからも0点のイニングを積み重ねることができるよう練習していきたいと思います。あとは、フォークボールをもう少し低めに集められるように修正していきたいです」

中村選手<3回 41球 打者11 安打2 三振1 四球0 失点1 自責点0>
「テンポよく、しっかり強い球がいっていたのがよかったですね。真っ直ぐでフライアウトを取れていたので少しずつ結果がついてきている感じがします。今日のような投球でしっかりアピールしていきたいです」

中田選手(4回 先制の左中間適時二塁打 P・大瀬良)
「内真っ直ぐかツーシームだね。名護で対戦したときは投げてなかったからね。良いコースだったけど力感なく良いスイングができました」

栗山語録

Q.きょうの試合を振り返ると
「(開幕まで)時間がほとんどない中で、選手には公式戦のつもりでやる、と言った。負けなかったのは良かった」

Q.瀬川選手が地元で好投しました
「この前よりは落ち着いて投げていたね。こういう場面で一軍でどう投げられるのかを見たかった」

Q.先発・木佐貫選手は3回無失点
「非常に良かった。抜群だった。中村勝もね。なかなかいいところで投げさせてあげられなかったけど、状態上がってきてるよね」

Q.攻撃については
「大瀬良投手が良くて、そういう中で主役2人(陽選手、中田選手)がしっかり打ってくれたのは大きい」

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