試合情報

打線は猛打を奮いスタメン全員安打、全員得点となる17安打11得点、投げては緊急先発のガラテ選手が5回零封の好投で大勝です。ここまで当たりのなかった西川選手、中田選手が今季初ヒットを放ち、3試合目にして開幕スタメンに名を連ねた全員がヒットを記録。2日遅れで無事に開幕を迎えることができました。

陽選手の先制2点本塁打直後の初回第一打席、中田選手はインコースのストレートをセンター前に弾き返して9打席目で初ヒットを生みます。「ホームラン直後に大振りしても仕方ない」と、チームバッティングに徹した結果でした。続く2回の第2打席ではシーズン初本塁打も放ち、いよいよ昨年の打点王も本領を発揮します。

また、安打こそありませんでしたが、開幕2試合は四球による出塁が続いていた西川選手。シーズン前「1試合で1、2回は最低出塁して後ろにつなげたい」と語るリードオフマンは、最低限の仕事だけでは満足をしていないに違いありません。迎えた5回の第4打席、開幕から13打席目でライトへのヒット。初安打に安堵することもなく、右翼手の動きを見て二塁を陥れる好走塁をみせます。

ファイターズは開幕3連戦を2勝1敗で勝ち越す上々の滑り出しとなりました。また、中嶋兼任コーチを除いて、1軍登録の全員が試合に出場しチームは前に進みだしました。ここから4月14日（火）までの2週間遠征が続きます。次に札幌のファンの前に現れる頃にはローテーションも一巡し、完全開幕した姿となっているでしょう。

ガラテ投手
＜5回　70球　打者18　安打2　三振2　四球1　失点・自責点0＞

「正直な話、数日前に今日の先発を通告されたから驚いたよ。マウンドに上がるまでずっと緊張していたし、投げきるまでは不安もあった。長いイニングを投げる調整もしてきてないし、久々のロング登板となったからさすがに最後は少し疲れたね。でも、打線が援護してくれたから少し楽になったところもあった。とにかく投げきることができて一安心。沢山の観客の前で投げれて最高でした」

Q.ガラテ選手が期待に応えました
「思った通りというか。先発はずっと考えていたんだけど、イメージ通り投げてくれた。大きいですね。いろんな幅が広がる。チーム内の競争も激しくなる。そのあたりも期待しているんでね」

Q.瀬川、鍵谷の北海道コンビで締めました
「それは考えてなかった。でも、良かったね。瀬川は昨日緊張してたみたいだったし。瀬川らしくやって欲しい」

Q.攻撃陣がつながりました
「あした試合がない。そういう中で早い段階でみんながヒットを打てる試合があれといいなと思っていた」

Q.開幕カード勝ち越しです
「最低限。本当は負けないようにしたい。昨日の負けを活かしていくということ」