2015.03.31 TUE
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広報レポート<“最強コンビ”の予感>

4回表、先制の2ランを放つレアード選手

均衡を破ったのは新助っ人のひと振りでした。4回1死一塁で打席に入ったのはレアード選手。打った瞬間の手応え自体は微妙なものだったとしても、センターからホーム方向へ9メートルという逆風を切り裂くようにして、打球は左中間スタンドの深いところへ飛び込んでいきました。「ビジターの雰囲気で一発打てたのは大きい」。興奮気味にそう振り返りました。

意外性のある長距離砲として期待される右のスラッガーは、4試合目で早くも2本目のアーチを記録。常に明るく振る舞い、お調子者的な一面を持つ男は、開幕からの猛打で一気に波に乗れそうな雰囲気を見せています。一方で選球眼の良さと確実性が持ち味のハーミッダ選手も、2回と8回で出塁してチャンスメークの役割を果たしました。四球を合わせれば開幕4試合連続でのマルチ出塁。こちらは生真面目タイプで、全力疾走と随所に献身的なプレーを見せており、日本野球にしっかりと適応しています。

タイプの違う2人がチームに吹き込む新しい風。ともにアメリカでの実績を持ちながらも、日本で一旗揚げようと強く意気込んで海を渡りました。キャンプ中には、過去に日本で成功した外国人選手の映像を動画サイトなどでチェックする様子も見られました。アレックス・カブレラ、タフィー・ローズ、アレックス・ラミレスといった日本球界を席巻した先達の姿に、自分たちの姿を重ね合わせていたのかもしれません。

チーム全体で12安打を放ちながら、得点はレアード選手の2ランと内野ゴロの間に挙げたものの合計3点だけ。クリーンアップがチャンスで結果を出せず、惜敗を喫しました。ただ、打線の主役たちに当たりが出れば、2ケタ得点した29日のような試合が増えるはずです。6番、7番というポジションにこの2人がいるという頼もしさ。彼らが“最強外国人コンビ”と称されるようになったとき、3年ぶりのペナント奪還は現実のものとなるに違いありません。

先発投手コメント

先発のメンドーサ投手

メンドーサ投手
<6回 98球 打者28 安打7 三振5 四死球3 失点5 自責点4>

「今まで通りゲームに入ることが出来たし、状態も悪くなかった。レアードがせっかく先制点をプレゼントしてくれたんだけど、直ぐに捕まってしまって申し訳ない気持ちでいっぱいだね。一戦目だったということで、とても悔しいです」

栗山語録

栗山監督

Q. 惜しくも逆転負けとなりました
「できる流れを作って、できることをきちんとやっていかないといけない。若い石川亮を守らせてる中、周りがもっとやってあげられることはあったと思う。ミスを含めて、次に活かせるようにしていかないとね」

Q.チャンスメイク後の一本が出ませんでした
「良い形でチャンスを作っても大事なところで結果が出せないのは、我々に力がないだけ」

Q.大谷選手も野手として出場しました
「翔平なりに一生懸命やっている。しばらくゲームから離れているしね。それを背負わせるわけにはいかないし、翔平なりにやってくれることを信じている」

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