

広報レポート<全ては必然であることを信じて>


前回ライオンズ戦に登板した試合(4月7日)では8回無失点と好投をみせましたが、今回は思うようなゲームを作れず、6回途中で降板。メンドーサ選手は無念にも今季3敗目を喫しました。「何度も同じミスをしてしまっている。味方が点を取ってくれた直後に点を許してしまい、ちゃんとしたゲーム作りができていない」と悔しそうに反省しました。
前回の登板同様、先制点を挙げた直後に点を奪われる展開。ロースコアで粘って投げていますが、なかなか投打が噛み合わず、メンドーサ選手が投げる多くの試合が投手戦に持ち込まれます。前回は負け投手にはなりましたが、5イニングを投げて12個のゴロアウトを築き上げました。ツーシームを低目に集め、相手打者の芯を外す本来の姿がありました。それと比較し、今日は5イニングまでにゴロアウトは4個。5回裏には3ボールカウントからライオンズ・中村選手に本塁打を浴び、手痛い一点を失いました。昨シーズン、本塁打を浴びた本数はたったの6本。これはリーグトップを誇りました。このような結果から原因を探ると今日は若干ボールが高めに浮き、制球に苦しんだことが伺えます。
昨シーズンからクオリティーピッチング(6回以上投げて3自責点以下)を高確率で披露してきたメンドーサ選手。石川亮選手ともオープン戦からバッテリーを組み、実績を残してきました。このように過程は順調に進んでいるように見えるのですが、何故か勝利に結びつかない現状があります。“結果が全て”の実力世界では、これ以上厳しいものはないはずです。本人が一番苦しんでいることは間違いありません。しかしながら、どんな状況でも落ち込まず、チームメイトに笑顔で接することができるのがメンドーサ選手。誰とでもうまく輪を作れる明るい性格の持ち主はいつ何時でも前向きに取り組んでいます。結果から勝ち取ることができる信頼もありますが、それ以上に価値のある信頼を周囲から得ていることは間違いありません。挫折することなく今まで通り野球に集中してもらいたいものです。次の登板に期待します。
先発投手コメント

メンドーサ投手
<5回0/3 98球 打者26 安打7〈本塁打1〉三振4 四球5 失点・自責点3>
「何度も同じミスをしてしまっている。味方が点を取ってくれた直後に点を許してしまい、ちゃんとしたゲーム作りができていない。せっかく先制点をくれているのに、本当に申し訳ない」
栗山語録

Q.逆転負け
「試合に勝つために気をつけないといけないことがみんなでできなかった。きょうは十亀にやられた。力がないと思わないといけない。しっかりと力をつけていかないと」
Q.打線は3安打
「見ての通り。開幕から『よく打ちますね』と言われてきたけど、このあいだの楽天戦から点を取ってないからね。もっと点を取れるように打っていかないといけないわけで」
Q.ここのところ外国人選手に元気がない
「勝つためにやっているし『外国人だから』ということでは使わない。それはピッチャーも野手も同じこと」