試合情報

試合開始早々。ファイターズ不動の4番・中田選手が先制3ランを左中間へ運び、幸先の良いスタートを切ったと思いましたが、直後にホークス・明石選手に満塁弾を浴び、逆転の展開となってしまいました。7回裏には1点差まで迫る反撃をみせましたが、一歩及ばず。ここ10試合で5勝5敗の結果となりました。

今季初登板となった中村選手。昨季は自身初7連勝の記録をつくり、シーズン通して8勝2敗でチームに大きく貢献しました。今春キャンプでは“開幕ローテーション”の一角を狙う戦力として、当落線上で必死に勝負をしてきました。しかし、惜しくも“開幕メンバー”の切符を得ることができず、開幕してからはファームでの調整が続きました。静かに闘志を燃やして虎視眈々とチャンスをうかがいました。周囲からも「文句なしのピッチングをしていた」と評価を得て今日に至り、満を持しての登板となりました。

「状態は悪くなかったんですけど、先制してくれた直後に点を取られ、チームの皆さんに迷惑をかけてしまいました」と振り返る中村選手は、悔しさも倍増のはずです。降板後は口数も少なく、肩を落としながら試合を見守りました。

チームは明日、東京へ移動し、明後日から6連戦を控えます。現在25試合を消化して16勝9敗の成績。開幕前に掲げた“開幕ダッシュ”は成功しました。ここで、さらなる加速をつけたいところです。メンドーサ選手の一時帰国があるなか、再度ここでチームの結束力を高め、万全の戦力でこの6連戦に臨みたいところです。松本選手に続き、新たな若手選手の活躍が待っているかもしれません。

中村投手
＜3回0/3 58球 打者15 安打4〈本塁打2〉三振0 四球3 失点・自責点5＞

「2回のフォアボールが全てですね。状態は悪くなかったんですけど、先制してくれた直後に点を取られ、チームの皆さんに迷惑をかけてしまいました。中継ぎ陣にも負担をかけてしまいましたし、今日は反省することばかりです」

Q.中村選手が4回途中で交代
「次、期待します。（内容については）見ての通り。悔しいと思う」

Q.白村選手がしっかりと引き継ぎました
「もともと期待している。ボールの強さもあるし。ただ、野球は勝たないといけない」

Q.4月が終わって貯金7
「トータル的なものは別。きょう勝ちたかった」

Q.5月に向けて
「きょうも課題がはっきりとした。ひとつひとつ潰して強いチームメートになるように頑張っていくしかない」