試合情報

シーズン29試合目にして2度目の緊急先発。3月29日に続き再び札幌ドームで先発のマウンドに立つ事となったガラテ選手。ファームでの調整はあくまで中継ぎとして、先発で長いイニングを投げる準備は決して万全とは言えない状況でした。

厚澤投手コーチは「長いイニングは期待しているわけじゃない」その言葉をもってすれば、5回1失点でゲームを作った結果は十分な合格点であったに違いありません。初回は制球が定まらず2本のヒットで先制を許しますが、その後はテンポよい投球で5回を投げきります。「まだ1、2イニングはいけた。次回、先発する機会があれば7回100球ぐらいいきたい」という助っ人左腕のコメントからは次につながる手ごたえが伺えます。

開幕前、ガラテ選手の置かれている立場は5番手の外国人選手でした。つまり外国人枠の関係で1軍登録すら厳しい状況でした。開幕3戦目に代役が回ってきたのも、4戦目のメンドーサ選手が1軍登録される前で「枠」が関係無かった事も1つの要因であるはずです。そして再び出番が回ってきたこの日も、メンドーサ、クロッタ両選手が抹消されているタイミングでした。必要とされる場面で登録する事ができる、そういった巡り合わせの選手なのでしょう。長いシーズンを勝ち抜くには新戦力の台頭が必須となります。ゴールデンウィークに満開となる北海道の桜の様に、その時はやってきたのかもしれません。

ガラテ投手
＜5回　82球　打者19　安打4　三振2　四球1　失点・自責点1＞

「初回は怪我のことが頭によぎって集中しきれてなかったんですけど、2回以降は体も温まってきて自分なりのピッチングができたと思います。スライダーとチェンジアップの精度がよかったです。次回、先発する機会があれば7回を100球で投げきる気持ちでいきたいです」

Q.ゴールデンウィークの中、沢山のファンの方が球場に足を運びました
「申し訳ありません。多くのファンが楽しみにして来てくれた。選手たちは一生懸命頑張っているし、俺の責任。本当に申し訳ないです」

Q. ガラテ選手が好投をみせてくれました
「少ししか投げていないのに、無理してやってくれた。よく自分の仕事をしてくれました。なんとかしてあげたかった」