2015.05.15 FRI
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広報レポート<新たな歴史の1ページ>

レアード選手
有原投手

有原選手の記念すべきプロ初登板。来場した2万5千名のファンに対しては観戦証明書が配られ、球場全体でドラフト1位ルーキーを後押しします。試合前のブルペンではルーキーとは思えない落ち着きの有原選手。「実際にマウンドに上がると硬さが見られた」と振り返ったのは厚澤投手コーチ。四球を与えた後に2連打を許し初回から1点を失う苦しい展開となります。「2回以降は落ち着いて投げられた」と自身が語る様に2回以降は制球も定まり、安定したピッチングを披露します。

6回100球を投げきり2失点。プロ初先発の役割を十分に果たした背番号16。しかし、バファローズ東明選手の好投によりファイターズ打線の援護は5回まで僅か1安打。ベンチで仲間の反撃を信じ、静かに待ち続けます。その願いは現実となります。中田選手、ハーミッダ選手の連続二塁打、そしてレアード選手の左越え本塁打。この日唯一の連打となる3本のヒットを集め、一挙3点を奪い勝利を手繰り寄せました。

終わってみればファイターズ打線は本日5安打。そのうちの3本が6回に集中しました。また、試合後の指揮官からは「球数からこの回までのつもりだった」と起用プランが明かされ、初登板初勝利には6回に3点を奪い返すのが絶対条件でした。まさに、彼に劇的な勝利をプレゼントするための様な展開です。この勝利を札幌ドームに集まった27,561名が目撃し、ファイターズは新たな歴史を刻みました。

先発投手コメント

有原投手

有原投手
<6回 100球 打者24 安打4/本塁打1 三振4 四球1/死球1 失点・自責点2>

「やっぱり緊張しましたね。ストライクが入らない、ということはありませんでしたが、立ち上がりは思ったところになかなか投げられなかった。ただ、野手の方々がいろいろと声をかけてくださったので、2回以降は落ち着いていけました。すごい攻撃で逆転してもらって素直にうれしかったし、本当に感謝です」

栗山語録

栗山監督

Q.有原投手が初登板初勝利
「勝たせてあげることができて良かった。球数であそこ(6回)までと決めていたところで、翔から始まってハーミッダとレアード。本当によく打ってくれた。タイミングも抜群だったし良かったね」

Q.マウンドの姿を見た印象は
「思ったよりも落ち着いている。さすが、と感じるものがあった。もっといい球を投げられる。課題がある中で、あそこまでいけることを証明してくれた。故障でスタートして、トレーナーやファーム、いろんな人がやってくれた。感謝しています」

Q.中継ぎが素晴らしい投球
「本当に信頼して行ってもらっている。だから、有原をあそこで変えることができる。みんなの有原を勝たせるんだという思いが伝わってきた。ケガで出られない選手もいるけど、心のつながりで勝つしかない。そういう意味でいい勝ち方だった」

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