2015.05.20 WED
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広報レポート<不安材料を糧に>

西川選手
増井投手

増井選手が最後の打者・枡田から見逃し三振を奪い試合が終わった瞬間、ベンチで見守る首脳陣、選手たちは安堵の表情を浮かべグラウンドに飛び出しました。9回まで両者一歩も譲らぬ緊迫感のある試合展開となりました。

攻撃では4回から5イニング連続で先頭打者を出塁させながらも、中々自らのタイムリーで得点に結びつけることができませんでした。先頭打者が出塁することによって、戦略の幅が広がり得点に結びつく確率が高くなりますが、今日に限っては併殺打及び送りバント失敗によって好機を活かすことができませんでした。相手失策と押し出し四球のみの得点となり、厳しい試合展開が強いられていました。

本来であれば、こういう流れというのは相手に持っていかれる傾向がありますが「野手の皆さんを信じて投げさせてもらいました」と話した浦野選手の粘投がチームに勝ちをもたらしてくれました。4回に先頭打者の二塁打と味方失策が絡み先制点を与えてしまいますが、その後は浦野選手の持ち味である緩急を使った投球術を軸に丁寧なピッチングを披露してくれました。今季初勝利となる第一歩を踏み出しました。

浦野選手の好投が攻撃のリズムをつくり、8回の土壇場で勝ち越しに成功し、9回に増井選手がしっかり抑え、逃げ切るゲームとなりました。昨日の敗戦から、再び悪夢を呼び起こす不安もありましたが、同じミスを繰り返さないのがプロ野球。逆に昨日の敗戦が無ければ、今日こういう戦い方ができなかったかもしれません。これからシーズンを戦い抜く為に、今日の一戦は貴重なプラス材料となったはずです。

先発投手コメント

先発の浦野投手

浦野投手
<7回2/3 105球 打者28 安打4 三振3 四球2 失点1 自責点2>
「気持ちでいくしかないと思っていました。初回から全力投球でいくつもりでした。感覚もよかったですし、テンポよく投げられたと思います。先制点を与えてしまったんですけど、野手の皆さんを信じて投げさせてもらいました。感謝しています」

栗山語録

栗山監督

Q.浦野選手が初勝利
「ピッチングコーチがいいところをうまく引き出してくれていた。登板するのが遅くなったけど本人も安心しただろう。テンポもいいしね。どんどん攻めてくれるし、攻撃陣が点を取りやすい流れを作ってくれるピッチャーだから」

Q.先発陣が安定してきました
「最近は先発が試合を作る展開になっていなかった。ようやくそういう形になってきた。それで勝ち負けになる」

Q.守備も堅かった
「岡のやつとかね。最後まで(ボールを)放さないという気持ちが見えていた。(9回の)遥輝もナイスキャッチだったね」

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