2015.05.21 THU
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広報レポート<動き続けた試合、仕掛け続けた采配>

11回表、スクイズを決める中島卓選手
12回裏、勝利を喜ぶガラテ投手と大野選手

試合時間は5時間半を超え、2時間遅れで始まっていた他球場の試合はすでに終わっていました。延長12回。6番手として11回からマウンドに上がっていたガラテ選手が相手打線を三者凡退に抑えると、ベンチは安どの空気に包まれました。先制されながらも逆転し、突き放しては追いつかれるシーソーゲーム。11回までの22イニングで両軍が一人も走者を出さなかったのは、たったの3イニングだけという動き続ける展開で、決め手を奪うためにベンチが落ち着くことはありませんでした。「きょうは本当に疲れた」。試合直後にそう話した栗山監督。「こういう試合はとにかく何かを仕掛けなきゃいけないと思っていた」と語気を強めたのは、延長12回、最後の攻撃を迎えた場面でした。

1死から近藤選手が3本目の安打で出塁。2死となったところで、打席には守備から途中出場していた飯山選手が入りました。バントの構えを見せて三塁手が一気に前進したところでバットを引いて一転、強振。打球はその三塁手の脇を抜けて左前に抜けて、一、三塁にチャンスを広げました。勢いに乗せる采配が的中。最後は中島卓選手がこの日5安打目となる内野安打を放って2点を奪い、試合を決めました。

午後4時2分に始まった一戦が終わったのは午後9時39分。長時間試合をモノにするかしないかでは、精神的に大きな違いがあります。総力戦に勝てば、疲労も心地よいものに。ひとつの勝利が流れを大きく変える。明日は午前中に移動し、本拠地で首位攻防戦に臨みます。

先発投手コメント

先発の武田勝投手

武田勝投手
<5回 球数72 打者22 安打5〈本塁打1〉 三振1 死球1 失点3 自責点2>

「立ち上がりからリズムが悪かったですし、常にランナーを背負って球数が多くなってしまいました。最後の最後までリズムをつくることができず、申し訳ないです。まだ試合は終わってないので、ベンチからしっかり応援します」

栗山語録

12回表、ベンチに迎えられる飯山選手

Q 中島卓選手の持ち味がでました
「随所で難しい動きがあったんだけど、よくやってくれたね。今日の試合をとれるか、とれないかは非常に大きい。点を取るイメージでいくにはリスクを背負って攻めていかないといけない。そういう意味では、選手たちがよく頑張ってくれた」

Q 淺間選手の活躍が目立ちました
「あの犠牲フライは素晴らしいね。カウントの作り方も素晴らしいし、昨日一度おいたなかで、良い状態で臨んでくれた」

Q 5時間を超える長いゲームでした
「やってる方は長くないんだよ。勝ちたいだけだから。若い選手とかが、こういう試合で経験して成長してもらえたら嬉しいし、今日は本当に選手たちが頑張ってくれた。「選手を信じて絶対勝つんだ」と思うのは簡単だけど、実際にやってるのは選手なんでね」

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