2015.05.22 FRI
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広報レポート<彷彿する勢い>

サヨナラを喜ぶ選手たち

歴代4位となる5時間37分となる延長12回の死闘を制した翌日、勢いそのままに劇的なサヨナラ勝利を収めました。これでファイターズは3連勝、再び単独首位に返り咲きます。

試合序盤は投手戦でした。先発大谷選手が6回まで強力ホークス打線を1安打に封じ込む圧巻のピッチング。ベンチもブルペンも3点のリードを守るため、勝利に向けた逆算を始めていました。ただ、そのゲームプランは7回表に崩れてしまいます。「7回が全て」と自身が振り返る様に、2アウトから3本のヒットと2つの四球を与え5点失点、逆転を許してしまいます。エースのまさかの大量失点で重苦しいムードが漂いました。

ただ今のファイターズにはそのムードを払拭する力があります。8回は18連続試合ホールドの日本記録を賭けて登板するバリオス選手。絶対的なセットアッパーから中田選手が放った打球は一直線でレフトスタンドへ吸い込まれます。本人は「まぐれ」と語りますが、一振りで試合を振り出しに戻す値千金の同点本塁打となりました。9回は西川選手。この試合の終止符を打つ、逆方向へフェンス直撃のサヨナラ適時打。ヒーローインタビューが終わった直後に父の誕生日である事を思い出し、「最高の親孝行」と喜んでいました。

この試合から思い返すのは昨年のクライマックスシリーズ第5戦。8回表に中田選手がセットアッパーの五十嵐選手から同点ソロ本塁打を放ち追いつき、守護神サファテ選手から延長11回表に中島卓選手が2点適時打で試合を決めました。奇しくもその日の先発投手は大谷選手。開幕前、指揮官はファイターズの事を「昨シーズン終盤に前進した」と形容していました。それを象徴する試合の1つであるこの激闘に重なるものを感じたのは私だけでしょうか。

先発投手コメント

大谷選手

大谷選手
<6回2/3 116球 打者29 安打5 三振7 四球3 失点・自責点5>

「7回が全てです。状態は良くも悪くもなかったです。野手の皆さんが点を取ってくれたんですけど、最後の最後で捕まってしまいました。本当に申し訳ないです」

栗山語録

栗山監督

Q.大谷選手が7回に逆転を許しました
「前半は力みなくバランスも良かったけどね。(7回は)いろんなことがある。これをいい形で活かして、次はちゃんとしてくれるでしょう。それよりも、(チームとして)普通なら一気にやられるところを何とか負けを消して、こういう形にすることが大事。大谷も次はしっかり投げてほしい」

Q.中田選手の同点弾は大きかった
「大事な試合こそ4番の仕事。翔が打たないと。悪いものを止めてくれた」

Q.今季2度目のサヨナラ勝ち
「いい形で遥輝が打ってくれた。この何試合か点を取るパターンが決まっている。翔と遥輝が打つっていう。役割をきっちり果たしてくれている」

Q.屋宜選手が踏ん張りました
「よく抑えてくれた。みんなが投げ過ぎている中で、休ませてくれた。勝ったことも自信になると思う」

Q.3連勝で首位浮上
「勝っても負けてもこういう試合ができるとチームが前に進める。頑張っていきます」

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