2015.05.30 SAT
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広報レポート<反省のち会心>

マウンドに集まる選手たち
ハイタッチを交わす栗山監督と大谷投手

4回から8回まで5イニング連続で三者凡退に抑えました。最速159キロで、奪った三振は13。8回まで115球の熱投を見せながらも、9回のマウンドに上がったのは守護神・増井選手でした。完全にリズムに乗ったと思わせたところだけに、最後まで投げられなかった大谷選手本人には悔しさが残ったはず。ただ、序盤の失点が、最後の最後で尾を引いたということなのかもしれません。

「長いイニングを投げようと思っていた」。最近8試合連続で先発陣にクオリティースタート(6イニング以上で3自責以下)なし。そうなれば、開幕投手としては、まず”長いイニング”を計算してしまうのは無理からぬこと。初回こそ三者凡退に抑えたものの、2回と3回は先頭打者への四球から失点を喫しました。ところが、4回からは本来の攻め続けるピッチングを披露。「2点を取られて、もう後がないと思った」。球速は上がり、変化球のキレもアップ。8回までの5イニングをフルスロットルでぶっ飛ばしたことで、攻撃陣の奮起につながったに違いありません。4回に岡選手の好走塁で1点差に迫ると、6回には岡選手の先頭内野安打から淺間、大野選手の適時打で逆転。7回には中田選手が18号ソロでダメ押しに成功したのです。

「(4回以降は)1イニング1イニングを全力で抑えることで、その後につながっていった」。試合にどう入っていくかは、先発にとって”永遠の課題”といわれます。最後まで投げ切るため、ギアをどこでどう入れるか。それは試合を支配するエースの資格を持つ者のみが突き当たり、越えていくものです。一試合ごとに成長する3年目。反省のち会心。大谷選手がいまだ発展途上であることを感じさせる7勝目となりました。

先発投手コメント

先発の大谷投手

大谷投手
<8回 打者30 球数115 安打3 三振13 四球3 失点・自責点2>

「前回が悪かったので、(今日は)長いイニングを投げきることができて良かったと思います。前半はテンポが悪かったんですけど、途中から出し切っていこうと思い、一回一回全力で投げました。なんとか踏んばることができて良かったです。そして、追いついてくれたチームの皆さんに感謝したいです」

栗山語録

栗山監督

Q.大谷選手が中7日のマウンドで7勝目
「連敗していたので何とか勝ちたかった。この前と同じ課題が出ていたけど、少し工夫している所が見えたかな」

Q.大野選手が好リードに決勝打と活躍
「リード面ではカウントが整わない事が多く大変だったと思う。若い選手の頑張りには色んな思いもあったはずだし、その中で野球人としての心意気を見せてもらえたんじゃないかな」

Q.中田選手がダメ押し18号本塁打
「相手は勝ちパターンのピッチャーで流れを止めにきていたし、ランナーがいないと中々勝負してもらえないけど、その場面でしっかり打てたね」

Q.交流戦の勝率は5割復帰
「今日勝ったのはチームにとって大きかった」

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