

広報レポート<チームリーダーとして>


守備のミスが失点につながり、今季初のサヨナラ負けを喫しました。リーグ戦が再開され、ここからオールスター戦までどう戦うかがペナントレースを大きく左右するのは間違いありません。そのことを誰もが理解しているだけに、手痛い黒星に誰もが肩を落とす中でも、気丈に振る舞う宮西選手の姿がそこにはありました。中継ぎ投手でありながら今年からユニホームに「C」マークをつける男は、言葉でも背中でもチームを引っ張っています。
出番は同点に追いついた7回に訪れました。相手は強力ホークス打線の1番から。2者連続で空振り三振を奪うと、最後はリーグ首位打者の柳田選手を見逃し三振に斬ってみせました。マウンド上でガッツポーズを作ってチームを鼓舞。交代後はベンチの前列に腰をかけて声を出し続け、守備陣が戻ってきたときには真っ先にグラウンドに出て迎えました。勝ち越しにはつながらなかったとはいえ、指揮官をして「想像以上。本当によくやってくれている」と言わしめるキャプテンとしての働きぶりは、首位争いを繰り広げる若いチームに大きな影響を与えています。
野手陣を引っ張る存在といえば、3番打者に座って奮闘する田中賢選手でしょう。この日は3安打2打点の猛打賞。痛めている右肩の状態は万全とはいえなくても、勝利への貪欲な気持ちが見られます。リーグ戦は黒星での再スタートとなりましたが、投打のリーダーが存在感を見せつけた一戦。その姿を見たチームがひとつになれば、まだまだ前に進めるはずです。
先発投手コメント

吉川投手
<5回 打者21 球数77 安打3(本塁打1) 三振4 四球2 失点3 自責点2>
「まずは3回先頭打者へのフォアボール。そして、5回ツーアウトから自らのエラーで失点につなげてしまったこと。本来であればもっと投げないといけないのですが、リズムの悪いピッチングとなりました。先発の役目として悔しい結果となりました」
栗山語録
Q.最後にやられてしまいました
「あれだけチャンスがあって確実にモノにできなければ、相手に流れがいってしまうもの。今日の反省はチャンスを活かしてきれなかったこと。守備のミスは仕方ない。翔も翔平もこういう日はある。信頼しているバッターが打てば勝ちに結びつくし、やっつける時もやられる時もある。仕方ない。これを次回に活かしていくだけです」