2015.06.27 SAT
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広報レポート<攻める姿勢>

8回表、タイムリーを放つ岡選手

勝機を見出すためには、接戦に持ち込むことが絶対条件でした。「難しい」という言葉一つで片付けたくはありませんが、今のライオンズ打線の状態を考えると、失点「0」で抑えることは困難でしょう。首位打者・秋山を先頭打者に置く強力打線。最低5点は取られる覚悟が必要です。

ゲームは先頭打者・秋山への死球から始まり初回に2点を許しました。記録上、失策にはなりませんでしたが、細かなプレーでミスが目立ちました。積極的な失敗は仕方ありませんが、“集中力を欠いたプレー”は流れを一気に持っていかれる危険性があるため、極力避けたいところでした。5回終わってみれば8点を奪われ、ワンサイドゲーム。先発・吉川選手も4回途中で降板し、肩を落としました。

試合前のミーティングでは、ライオンズ打線を封じるため「内角攻め」の策が練られていました。初回、ライオンズ・秋山への死球も内角を攻める戦略上のものだったと考えられます。外角の球をしっかり踏み込んでくる傾向があることから、死球のリスクを背負いながら内角を攻めていく必要がありました。先発・吉川選手はこう振り返ります。「インコースを見せながら投げていたつもりなんですが、外の球をがっつり踏み込まれました」。追い込んだ後の最後の一球に苦しんだようです。

明日の先発はメンドーサ選手。試合中はライオンズの打者を研究するようにテレビに釘付けになっていました。明日の明暗を分けるポイントは、メンドーサ選手の「ツーシーム」。変化球を駆使してどれだけゴロの山を築くことができるか。明日の試合でも「内角攻め」が勝敗を分ける鍵となりそうです。

先発投手コメント

先発の吉川投手

吉川投手
<3回0/3 打者21 球数90 安打8(本塁打1)三振3 四球2 死球1 失点5 自責点3>

「全体的に真っすぐの割合が少なかったかもしれませんね。変化球で三振が取れなかったですし、追い込んでから攻めきることができませんでした。インコースを見せながら投げていたつもりなんですが、外の球をがっつり踏み込まれました。ライオンズ打線の状態は確かに良いんですが、先発の役目として抑えていかないといけませんね。悔しいです」

栗山語録

栗山監督

「吉川は悪くなかった。いいボールが行っていた。左ピッチャーがこの打線を抑えるのは並大抵のことじゃない。ただ、先に点を取られると。1点でも少なくしていかないと。投げる方と打つ方は持ちつ持たれつだけど、うちの持ち味は先発がしっかりして試合を作っていくこと。頑張らないといけない時。いい方向に向いていけるように明日からやっていく」

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