2015.07.02 THU
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広報レポート<喜べない勝利>

4回裏、勝ち越しタイムリーを放つ田中選手
試合後、ファンに挨拶をする杉谷選手とレアード選手

「はんせい」。決勝タイムリーのヒーローがしたためた一言です。ファイターズでは今年からお立ち台に上がる選手はカメラレンズにサインを書くファンサービスを始めました。その言葉は素直には喜べない、でもファンの方を喜ばせたい、サービス精神旺盛な杉谷選手が見せた精一杯の表現でした。

同点で迎えた8回裏、2死1、3塁のチャンスで打席が回ります。「(捕手の伏見選手とは)一緒に自主トレをして性格も分かっていたし、チェンジアップが続くかなと思った」と根拠のある予測で打球はセンター方向狙い。思い描いた通りの打球はピッチャー強襲の勝ち越し適時打となります。続く本日もう一人のヒーローレアード選手が左中間へ3点本塁打を放ち、この回一挙4点。試合を決定づけます。

ただ反省すべきシーンはこの直後9回表の守備。一死走者無しで迎えたT-岡田選手は杉谷選手の守る右翼に強く大きな当たりを放ちます。しかし打球の目測を誤り、頭を越されクッションボールに対応できません。記録は三塁打。「E」のランプが灯ることはありませんでしたが、守備のミスからピンチを招いてしまいます。後続を守護神増井選手が抑え、そのまま8-4でゲームセット。勝つには勝ったものの、当人としては納得のいく終わり方ではありませんでした。

「気持ちよく終われなかった」試合後、記者の質問に答える姿があります。「もし僅差の試合だったら」「もし試合の流れが変わっていたら」色々な事を思い巡らせていたのかもしれません。勝利を手にしたからこそ言える結果論なのかもしれませんが、今日の試合の中に反省すべき点が多くあった事が何よりの収穫です。

先発投手コメント

先発の大谷投手

大谷投手
<6回2/3 108球 打者24 安打3【本塁打1】 三振8 四球2 失点・自責点2>

「初回はテンポが悪かったんですけど、投げていく中でうまく修正できたと思います。攻撃の間が長かったので、そのお陰で投げるときに集中していけました。ただ、最後まで投げきれず悔しい結果になったことは変わりありません」

栗山語録

栗山監督

Q.終盤で試合が決まりました
「『野球というものは』というのを見せつけられた試合だった。いろんなシーンがあって、これで負けていたら大変だった。勝ててよかった」

Q.大谷選手は7回途中に交代
「あまり良くなかったよね。でも、立て直して試合を作った。勝たせてやりたかったね」

Q.8回に決勝点
「杉谷は普通です(笑)。きょうみたいな試合は何が起こるかわからないからね。レアードは『月が変わったから打つ』って言ってた」

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