2015.07.03 FRI
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広報レポート<投打のヒーロー>

3回裏、ピンチを切り抜けた有原投手
ヒーローとなったレアード選手

振り抜いた打球はライトスタンド中段席に突き刺さりました。均衡を破ったのはレアード選手の14号となる満塁ホームラン。1割台の打率とはいえ、ホームランの数はチーム内で中田選手の次に多い14本。殊勲打を放つ活躍をみせ、2日連続のヒーローインタビューとなりました。

自分の打席を冷静に振り返るレアード選手。「真ん中甘いところに入ってきたからコンパクトに振った」。試合前後は熱くなりがちのレアード選手ですが、試合中は笑顔も少なくプレーに集中している様子が伺えます。イニング間のダグアウト裏ではチームメイトの中田選手に相手投手の癖を教える姿も垣間見えました。「めっちゃ疲れた」「また明日」「ありがとうございます」と意欲的に日本語を勉強するレアード選手は、普段は陽気ですが、試合が始まると顔の表情が引き締まります。状態の良し悪しで一喜一憂することもありません。

一方、「投」のヒーローは有原選手。プロ最長の8回1/3を投げ今季4勝目を挙げました。試合後に「9回投げ切りたかった」と悔しがる姿がありましたが、きょうバッテリーを組んだ市川選手が試合終わって直ぐに有原選手のところに駆けつけ「すまない。悪いことをした」と、謝罪をしていました。9回1死一塁の場面、代打・松井に対して2ボールカウントから甘く入った変化球をライトスタンドに運ばれ1点差に迫られました。完投勝利まで残り2アウトのところで惜しくも降板。「きょうのベストボールを選んだんですけど、その球が甘く入ってしまいました。本当は最後まで行きたかったです」と悔やまれぬ気持ちでストッパーの増井選手に託しました。

前々回(6月16日タイガース戦)では3回0/3を5失点。前回(6月26日ライオンズ戦)では5回6失点。両試合とも立ち上がりに課題を残した内容と比較すれば、きょうは十分の仕事をしてくれたはずです。場数を踏むことで着々とパワーが増しているのではないでしょうか。悔しさから学ぶことが多ければ、むしろ勝敗関係なく今感じているモノは間違いなく成長の糧となっているはずです。発展途上の“先発ローテ”に割り込んだルーキー有原選手の活躍には益々期待がかかります。

先発投手コメント

先発の有原投手

有原選手
<8回1/3 105球 打者33 安打7【本塁打1】 三振5 四球1 失点4/自責点2>

「点をやらないという強い気持ちでマウンドに上がりました。満塁のピンチもあったんですけど、守備に助けられましたし、レアード選手のホームランで流れも変わりました。本当に感謝しています。反省点は、高めに浮いた球を打たれてしまっていたので、そこを次回からもう少し修正できればと思います」

栗山語録

栗山監督

Q.有原選手が4勝目、完投はなりませんでした
「野球は難しい。有原にとって前に進む材料になった。完投ペースで投げられた。いろんな経験をしてほしい。勝ちにしてあげられて良かった」

Q.陽選手が復帰
「良かったよね。結果よりも元気でやってくれたことがね。戻ってきてくれると大きい」

Q.レアード選手がまた決めました
「今月はオレの月だ、って言っていたよ(笑)。あしたもお願いします」

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