

広報レポート<大逆転を信じて>

今季ライオンズ・菊池投手との対戦成績は5打数3安打1本塁打3四球。6月28日ライオンズ戦で放った値千金のソロ本塁打に続き、きょうの試合でも躍動してみせました。2回無死一塁、三塁のチャンスで2ストライクに追い込まれながらも根性を見せる左前適時打を放ちました。「フルカウントになってからは、どんなボールでも振っていこうと思っていました」。一塁ベース上で強く拳を握りしめ、指揮官の期待に応えてくれました。
先発・メンドーサ選手はライオンズ・中村選手にソロ本塁打を浴びながらも粘りのピッチングを披露しました。「序盤からマウンドに苦戦した」と口にするように、いつも以上にマウンドの状態が柔らかく、滑りやすい条件下で四苦八苦しながらも粘投。珍しく7つの四球を与えましたが、打線の援護にも助けられ6回途中まで3失点で抑えました。ファイターズ自慢の中継ぎ陣も、その後ライオンズ打線を「0」に抑え、メンドーサ選手に7勝目をプレゼントしました。
チームがひとつになって戦うことが求められる今。残り41試合をどう戦い抜くかが鍵となりそうです。最後の最後まで諦めずに首位奪還を目指して戦う姿勢を貫けるかどうか。野球というスポーツの醍醐味は9回裏2死からでも逆転の可能性があることから、最後まで全力疾走することが使命でもあります。点を取られたら取り返す。シーズン終盤の「大逆転」を実現する為には再度チームがひとつになって、全力で突き進むことが必要不可欠となりそうです。
先発投手コメント

メンドーサ投手
<5回2/3 114球 打者26 安打4(本塁打1) 三振4 四球7 失点・自責点3>
「序盤からマウンドに苦戦しましたが、結果的に粘ることができました。先制点を取ってくれて、野手の皆さんに助けられた内容となりました。フォアボールが反省材料となりますが、チームが勝つことが全てなので、また次回に向けてしっかり修正していきたいと思います」
栗山語録

Q.石川慎選手が期待に応えました
「大きかった。あの回(2回)はつながったし。あれだけ粘れるのは(菊池選手との)相性はあるんだろうけど、ああいう姿がチームには欲しい。結果は出なくても”姿”を見せてくれる」
Q.中継ぎ陣も踏ん張りました
「きょうは点差があった。白村ね。心臓止まりそうだったけど(苦笑)。宮西は大きいね。だれかがピシャッといかなきゃいけないところだったしね」
Q.昨日の負けを取り返した
「いつか走り出したいと思っている。勝ったり負けたりだけど、負けたり負けたりではダメ。きっかけはあると思っているし、これをきっかけにしないといけないよね」