

広報レポート<タフな4連投>

サヨナラ負けはいつも痛恨であることに違いはありませんが、誰も責められない黒星があるとすれば、それはこの試合にこそ当てはまるでしょう。2点リードの8回に宮西選手が同点弾を浴びた時点で、苦しい展開となるのは目に見えていました。体力的にも精神的にもタフな4連投目で失投に泣いたとしても、昨日までの3連勝を支えたキャプテンの力投が色あせることはことはありません。宮西選手だけではなく、白村選手と増井選手も3連投中でした。できることなら登板機会を作らずに勝ちたかった一戦ですが、長いシーズンでは避けられない試練ともいえます。ポジティブに考えれば、白村、増井の2投手は一日空いて明日は全開でマウンドに上がれるはず。それこそが”黒星を活かす”ということに他ありません。
先発・斎藤佑選手が6回途中まで2失点と、勝ち投手の権利を持って中継ぎ陣にバトンタッチ。立ち上がりからストレートで内角を突き、落差のあるフォークできっちりと試合を作りました。次回登板での今季初勝利が十分に期待できる内容。残り40試合を切り、勝負どころで先発投手が安定してきたことはプラス材料です。本当の勝負はこれから。一戦一戦を必死に戦い抜きます。
先発投手コメント

斎藤佑投手
<5回2/3 球数94 打者24 安打4 三振7 四球2 死球1 失点・自責点2>
「全体的にストライク先行で行けたし、どの球種でも勝負できたが大きかったですね。走者が出てからはちょっとバタつきましたけど、何とかしのぐことができました。ピンチを抑えてくれた谷元さんに感謝です。このまま勝てるように応援します」
栗山語録

Q.斎藤佑選手惜しくも白星を逃しました
「勝たせてあげたかった。だけど、勝ちパターンで行ってるんだから。それで打たれたてしまったら仕方ない。誰が悪いとかではない」