2015.08.18 TUE
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広報レポート<シーズン2度目の開幕戦>

先発の大谷投手

最後の力を振り絞って投じたストレートは155キロを計測しました。9回2死一、二塁。カウント2ストライク。渾身の一球にバットが空を切ったのを見て、マウンド上の大谷選手は雄叫びを上げました。115球12奪三振のパフォーマンスで、シーズン自己最多の12勝目。「きょうが開幕、開幕戦のつもりで投げました。いままで積み上げた11勝はなかったものとして考えた」。気持ち良さそうに汗を拭いながら、この一戦にかけた決意をそう表現しました。

後半戦はここまで3試合に登板して1勝2敗。特にこの2試合で勝ち星がなく、好投していてもチームを勝たせることができなかったエースは、責任を感じていたに違いありません。内容はともかく、どうしても結果が必要な登板。先頭打者をカーブで見逃し三振に仕留めると、QVCマリン特有の風も味方につけ、そこからは奪三振ショーの始まりでした。150キロ超えのストレートだけではなく、変化球のキレも抜群。最後までマウンドを譲ることなく、今季3度目の完封劇は達成されました。

首位・ホークスとのゲーム差がなかなか縮まらない中、自分たちが負けるわけにはいかない。福岡で屈辱の3連敗を喫した後、先発陣が立ち上がり3イニングに許した総失点は10試合30イニングで6点だけ。8勝2敗と再び上昇気流に乗っているのも、先発陣の踏ん張りがあるからこそです。107試合目にして開幕戦の緊張感を持ってマウンドに上がった男が、チームを鼓舞してみせました。残り36試合。まだまだ勝負はこれからです。

先発投手コメント

先発の大谷投手

大谷投手
<9回 115球 打者35 安打6 三振12 四球1 失点・自責点0>

「きょうから開幕する気持ちで投げました。市川さんのリードにも助けられましたし、打線の援護もあったので、皆さんのお陰で最後まで投げることが出来ました。本当に感謝しています」

栗山語録

栗山監督

Q.週頭の試合、大谷選手の好投で白星発進となりました
「残りの試合を考えれば勝ち続けないといけないのでね。この前の試合があったからこそ、きょうが大事になると思っていたし、そういう意味では少し安心した。色んな状況がある中でよく頑張った。最後までいけて良かったね」

Q.5回に打線の集中打で加点しました
「(西川)遥輝の盗塁はセーフかアウトとかそういう問題ではなくて、一生懸命走ることに意味がある。走る姿とかあの気持ちが大切。セーフって言いたくなるような走塁をしているから、ああいう結果になる」

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