2015.08.19 WED
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広報レポート<同級生の底力>

逆転タイムリー2ベースを放つ市川選手
プロ入り初勝利をあげた新垣投手

プロ初勝利は昨日まで誰も予測出来なかった思わぬところから舞い降りてきました。前回登板のバファローズ戦(7月30日)では、序盤に打ち込まれて4回途中で降板していました。きょうの降板後、ロッカールームで本人は口にしました。「メンディーの代わりに僕を選んでくれて、もう一回投げさせてくれたことに感謝したいです」。前回の登板でチームの期待に応えられなかったことが悔しかったのでしょう。プロ3年目、社会人卒の新垣選手は思わぬ緊急登板で初勝利を挙げました。

体調不良で登板回避となったメンドーサ選手の代役となった新垣選手は同日ファームの試合・マリーンズ戦に登板する予定だった為、今朝は浦和にいました。ロッテ浦和球場でストレッチをしている最中に連絡を受け、荷物をまとめて急いでQVCマリンフィールドに来たといいます。本人が球場に到着するまではチームメイトは誰も知らなかったことでしょう。突然の出来事に本人以外も驚いた表情で挨拶を交わしていました。

その中の一人、バッテリーを組んだ市川選手は中学時代に同じシニアリーグのチームでプレーしていた仲でした。お互い社会人野球を経由してプロの世界に入りました。似たような道を歩み苦労を重ねてきた二人は、野球の技術面の他にも、お互い分かち合えることが多くあったはずです。市川選手は女房役としてリードする以外に、きょうはバッティングでも牽引してくれました。逆転打と勝ち越し打を含む2安打3打点の大活躍。同級生・新垣選手に対して「新垣の勝ち投手の権利もかかっていたので、なんとか勝ち越すことが出来て良かった」と気合が入っていました。苦労人の新垣選手と市川選手の活躍が“プロ初勝利”と“チームの連勝”を導く貴重な一戦となりました。シーズン終盤にかけて新しく得た貴重な戦力は、今後の戦いに大きなプラス材料となってくるはずです。

先発投手コメント

先発の新垣投手

新垣投手
<5回 70球 打者18 安打4〔本塁打1〕三振5 失点・自責点2>

「急きょでしたけど、きょうは試合を作れるように頑張ろう、という思いで投げました。フォークがこの前より落ちていたので、うまく低めに使えたのと、真っすぐもきっちり投げられたので良かったと思います。ただ、井口さんの同点ホームランだけは悔やまれます。反省しないといけません。あとは市川のリードとバッティングに大分助けられました。チームにはメンディーの代わりに僕を選んでくれて、もう一回投げさせてくれたことに感謝したいです」

栗山語録

栗山監督

Q.急きょ先発の新垣選手が初勝利
「感動が推進力になるね。何がプラスで何がマイナスかじゃなくて、自分でプラスにできる者だけが前に進める。こういう戦い方がファイターズらしい。これからもすべて勝つつもりでやる」

Q.市川選手が攻守で大きく貢献しました
「友也は緩いボールの使い方がうまいし、それは速いボールの使い方がうまいということ。ここ何試合か良さを出しているよね。体のこともいろいろ考えたけど、よくやってくれた」

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