2015.08.28 FRI
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広報レポート<まずは一勝>

1回表、野選で二塁へ進塁する陽選手
5回表、満塁ホームランを放つ田中賢選手

内角高めのストレートを振り抜いた打球は新設ホームランテラスを越してライトスタンドに突き刺さりました。5回1死満塁のチャンス、追加点が欲しい場面で田中賢選手が自身プロ2本目となる満塁本塁打を放ちました。一振りで決めてみせたあの打席「あそこで打たなかったらひっくり返される可能性があった。すごく嬉しい」と喜び、チームに大きく貢献してみせました。

首位ホークスに挑戦するという気持ちが前面に出た試合でした。初回先頭打者・陽選手が左前安打で出塁すると、続く中島卓選手がバスターエンドランで相手のフィルダースチョイスを誘いました。恐らく1点では勝算が立たないことから大量得点を狙う作戦だったのでしょう。しかし、奇襲にはリスクが伴います。ひとつのミスで試合の流れが変わり、形勢が逆転することも少なくありません。案の定、この回は攻め切ることが出来ず、無得点で終わってしまいました。そして、その回裏のホークスの攻撃では先制点を許しました。嫌なムードが漂い始めたのはチーム全体が感じていたはずです。しかし、一振りで流れを変えてしまうのがホームラン。予期せぬ一発で相手に大ダメージを与え、一瞬にして流れを引き寄せる魅力があります。1点を追う2回、今季24号となるレアード選手の2ランで逆転。そのまま迎えた5回に田中賢選手の満弾。5回も相手の好返球でチャンスを潰した直後のことでした。一発のホームランが試合を決定づけるものとなりました。

試合が終わってみれば10点差の大勝。ヤフオクドームでの連敗を「6」で止め、首位ホークスとのゲーム差も「8.5」に縮めました。チームは最後まで諦めずに戦っています。ここから勝ち続けることで大逆転が待っていることでしょう。勝敗に左右されることなく、最後までファイターズらしく全力で戦っていきたいものです。

先発投手コメント

吉川投手

吉川投手
<5回1/3 球数108 打者27 安打7 三振5 四球2 死球2 失点・自責点1>

「悪すぎた前回からは修正していけましたし、気持ち的には普段通り投げられたと思います。強いまっすぐが投げられたことはよかった。レアードと賢介さんのホームランに助けられました。ただ、そういう展開なら6回途中から中継ぎのみなさんに投げてもらうようではいけませんよね。その辺りは反省していかないといけないですね」

栗山語録

Q.負けられない3連戦の初戦を取りました
「攻めダルマでいくんだとコーチ会議でもお願いしていた。うちは勝ち続けるしかない。吉川は掛かり過ぎていたけど、掛かり過ぎない方がおかしい。力みまくってでも勝つことに意味がある。(攻撃も)うちらしい出塁の仕方、足の使い方になっている。いままで大事な試合を取れなかったけど、きょうそういう戦いで取れたことにも意味がある」

Q.田中賢選手の満塁弾で大量得点差をつけました
「(相手を考えると点差は)全然開いていないよ。でも、賢介が勝負とはどういうものなのかを見せてくれた。リスクを背負ってでも勝負しないといけない。若い選手にもそういうことを分かってほしいね」

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