2015.08.29 SAT
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広報レポート<意味のある敗戦にするために>

8回表、タイムリーヒットを放つ近藤選手

1点を追う9回2死二塁、カウント1ボール2ストライク。試合を再び振り出しに戻す好機で田中賢選手のバットは空を切り、前日のヒーローも思わず天を仰ぎました。”あと一歩”という以外の表現が見当たらない惜敗。帰路につく栗山監督も開口一番で「結果がすべて」と唇を噛み締めました。しかし、今季ヤフオクドームで喫している6度の敗戦にはなかったものが、どれだけゲーム差をつけられても絶対に諦めないチーム全員の姿に映し出されていました。

先発・有原選手は強気のピッチングを見せながらも、失投を捕らえられた2本の2ランで5回4失点。一方で、攻撃陣も初回のチャンスをつぶしてからはチャンスを作ることすらもできずにいました。我慢に我慢を重ね、いやな空気が吹き飛んだのが8回、代打・大谷選手が先頭打者で四球を選んだ場面。そこから打線がつながり、無死満塁で田中賢選手が2点適時打を放つと、近藤選手の左前適時打で1点差に。さらに、右足首を負傷してスタメンから外れていた中田選手が代打で送られ、左前へ同点適時打を放ちました。手負いの4番は、千金打とあってシングルヒットでも一塁ベース上でガッツポーズ。まさに、逆転優勝という明確な目標がある選手たちの想いが結実したビッグイニングになりました。

打てる手を打ち尽くした戦いですが、ゲーム差を考えれば確かに重くのしかかる1敗に違いありません。それでも、指揮官は最後に「いいところもあった」と前を向きました。この敗戦を”負けは負け”と捉えるか”執念を見せてからの負け”と捉えるかではまったく意味が異なってきます。後者であることを確信するために必要なのは次の一戦での白星。まだ終わるわけにはいかないのです。

先発投手コメント

先発の有原投手

有原投手
<5回 86球 打者20 安打4 《本塁打2》三振6 四球1 失点・自責点4>

「(松田選手に)失投を捉えられてホームランにされたことがよくなかったです。簡単に点を取られるもったいない一球でした。柳田さんへは狙って投げたカットボールだったんですけど、うまく打たれてしまいました。大事な試合で投げさせてもらったにもかかわらず、点を取られてしまい申し訳なく思います」

栗山語録

Q.8回に同点まで追いつきました
「すみません。結果が全てなので。負けたら話にならない。追いついてあの後行ききらないといけない。色んな課題があったけれども、これは毎回言うように誰が悪いとかではなくて、選手は皆んな頑張っていた。この三連戦の意味を感じてくれていた。とにかくまた明日。明日勝てるようにやっていくだけ」

Q.8回に大谷選手を代打で起用しました
「この前のオリックス戦でもそうだったけど、先頭が出ると何かが起きる。きょうも打ちたかったはずなんだけど、よく我慢してくれたね。いい仕事をしてくれた」

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