

広報レポート<クライマックスシリーズ出場決定>


139球の完投勝利。単なる1勝ではなく、クライマックスシリーズ進出を確定させる大きな勝利となりました。もちろん目指しているのは日本一。ファイターズはそれに向けて戦う資格を手にしました。
許したヒットは6回に連打を浴びた2本のみ。自身最小被安打での完投勝利を飾ったのは背番号11。厚澤投手コーチも「真っ直ぐだけじゃなくて、フォークも、スライダーもどのボールもいい」と太鼓判を押す、相手に付け入る隙を与える事の無いピッチングを披露しました。「勇気づけられた」と振り返る様にホークスの優勝が決まったにも関わらず札幌ドームに集まった3万人を越えるファンの声援が大谷選手の投球を後押しします。
一方、つながりだした打線は初回、2番中島卓選手から6番レアード選手まで5連続出塁し3点を早々と先制すると、失点した直後の6回には谷口選手の左越え本塁打で突き放します。続く7回はこの日4本目となる近藤選手の2点適時二塁打によってダメ押し。効果的に得点した事によって、中継ぎ陣を投入せず先発投手に完投してもらう試合運び、正に投打が噛み合う展開となりました。
もちろん、ファイターズの目標はクライマックスシリーズに出る事ではありません。4打数4安打のヒーローはフル出場したにも関わらず試合後に打撃練習を敢行。各々やるべきことを理解している様でした。
先発投手コメント

大谷投手
<9回 球数139 打者32 安打2 三振11 四球2 失点・自責点1>
「(大野)奨太さんの配球にしっかり応えられたと思います。優勝チームが決まっていても、こんなに沢山の方に来てもらって勇気づけられました。一戦一戦しっかり調整して次の登板でも同じようなピッチングが出来るように頑張りたいと思います」
栗山語録

Q.先行逃げ切りで4連勝
「クライマックスシリーズがあることをみんな知っている中で、この5試合をどう戦うかに意味があると思っている。しっかり意識を持ってくれている。こうやって勝たないと上には上がれない。いい形で勝てた」
Q.大谷選手が14勝目
「楽しみにしていた。技術、内容といろいろあるけど、きょうは試合の入り方からちょっとあった。周りが見えないくらい集中して入れていた。そういうことが大事」
Q.打線も序盤から援護
「最初からスイッチが入っていたよね。よかった」
Q.近藤選手が4安打
「中軸が打ちまくると勝ちやすい。岱鋼、翔と、そうやって言ってきたけど、近ちゃんもそういう感じになってきた」
Q.クライマックスシリーズ進出が決まりました
「まだ順位は決まっていない。札幌ドームでクライマックスシリーズをやらないといけないんだから、しっかりやらないと」