

広報レポート<プレーオフに向けて>


連日のサヨナラ勝ちで強敵ソフトバンクに2連勝を挙げました。プレーオフを想定する緊迫した試合が繰り広げられ、延長11回に淺間選手が球団史上最年少となるサヨナラ安打を記録しました。お立ち台では、普段は感情をあまり表に出さないクールな淺間選手が「最高です!」と雄叫びを上げ、鍵谷選手がバースデーに2試合連続となる勝ち星を得ました。
11回の攻撃。ベンチでは「先輩に早く試合決めてきて」とプレッシャーがかかってたと言います。昨夜サヨナラホームランを放ったレアード選手が右中間に二塁打を放つと、続く岡選手が四球を選び1死一塁、二塁とします。そして、この日3回にも3塁打を放っている高卒1年目の淺間選手が右中間に適時二塁打を放ち、決着をつけました。「絶対に俺が決めるんだ」と覚悟を決めていた若武者の気持ちが勝った一打となりました。
3回には淺間選手と石川亮選手の“初球攻撃”で1点を先制。僅か2球で1点をもぎ取りました。先制となる左犠飛を打った石川亮選手は「速いボール一本に絞っていたので、初球から行こうと思っていました」と振り返り、攻守ともに気持ちを前面に出すプレーでチームに貢献してみせました。若い力がいまのチームに大きな影響を与えてることは間違いありません。虎視眈々とレギュラーの座を狙う若手選手。一打席一打席を必死に戦う“がむしゃらな姿”は、ファイターズらしい姿でもあります。プレーオフに向けてチームの勢いを更に増すべく、残りの試合を有効的に消化していくことが求められてくるでしょう。逆転優勝への準備は着々と進んでいます。
先発投手コメント

有原投手
<7回 104球 打者27 安打7 三振4 四死球0 失点・自責点1>
「きょうは「低め真っすぐ」だけを意識して投げたので、その結果抑えられたのかなと思います。初回に連打を浴びましたけど、フォアボールで与えたランナーではなくて、詰まったヒットでの出塁だったので、うまく気持ちを切り替えて、そのあとも投げることが出来ました。野手の皆さんの援護には感謝しています」
栗山語録

Q.2試合連続のサヨナラ
「淺間に始まって淺間に終わったね。もっている特徴をアピールできた。守備のチャージとか目立たない所も含め、十分(なアピール)だった」
Q.9回に同点に追いつかれる展開
「こういう展開もシーズンの中ではある事。ただ、有原に勝ち星つけたかったけどね」
Q.鍵谷選手が誕生日に勝利投手
「大事な場面で投げてこそ意味がある。昨日今日で2勝した事を自信にしてくれればいいね」
Q.明後日からの試合に向けて
「時間は短いけど課題をしっかり潰して、めいっぱい戦います」