

広報レポート<CS・来季に向けての布石>


昨日の高濱選手のデビュー戦に続き、きょうも清水選手がプロ初マスクをかぶりました。大卒ルーキー・有原選手と高卒ルーキー・清水選手のバッテリーでホームゲーム最終戦を迎えました。試合前のロッカールームでは「食事をするタイミングを逃しました」と期待と不安が交錯するなか、チームメイトと試合の準備を行っていました。
打撃では三塁ゴロと見逃し三振でプロ初安打の記録とはなりませんでしたが、守りでは3回までマリーンズ打線をノーヒットで抑えるなど、ルーキーとは思えない堂々とした立ち振る舞いでチームに貢献してくれました。試合は負けてしまいましたが、きょうの経験は今後の野球人生の糧となることは間違いないでしょう。
そして野球の技術面、精神面の他に大きな産物となったものは「中嶋聡選手兼任コーチ」の引退セレモニーでした。29年間の現役生活にピリオドを打ち、改めて感じることが出来る感謝。これは本人だけではなく、同セレモニーに並列した選手全員が感じたことでしょう。レギュラーシーズン残り2試合。そして、再び北海道の地で開催されるクライマックスシリーズ・ファーストステージ。日本一に向けて約一ヶ月間野球が出来ることに感謝をして、最後の最後まで全力プレーを貫くことが使命となります。クライマックスへ、そして日本シリーズへ勝ち進むために、チーム全員が必要としているものは「一体感」。チームを支える一人ひとりの力添えがあって成り立っていることは間違いありません。ファンの声援が選手を鼓舞し、選手はプレーで感動を与える。このサイクルで生まれた感動が大きな推進力となっています。戦い抜く覚悟を決めたファイターズ。北海道で伝説になる瞬間は「ファイターズ」「北海道民」「ファン」全員の想いがひとつになった時でしょう。
先発投手コメント

有原投手
<5回 88球 打者23 安打5 三振5 四球3 失点・自責点4>
「きょうは球がよかっただけに、フォアボール、押し出しで自滅してしまい本当にもったいないピッチングになってしまいました。あと、5回二、三塁の場面は踏ん張らないといけなかったですね。粘りのピッチングが出来るように、きょうの反省をしっかり次に活かしていきたいです」
栗山語録

Q.中嶋選手が現役を引退しました
「本当に尊敬と感謝でいっぱい」
Q.中田選手が久々の一発
「待ってましたと」
Q.次、札幌ドームに戻ってくるのはクライマックスシリーズ
「姿を見せるしかない。1年間悔しい思いをしてきたから」