2015.10.11 SUN
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広報レポート<土壇場での戦い>

有原投手
矢野選手

ピンチの後にチャンスは訪れました。8回表2死一塁の場面。マリーンズ・鈴木選手が放った左中間への打球を途中出場している左翼手・矢野選手が全力疾走で掴みとりました。抜けていればダメ押しタイムリーとなっていました。そして、ピンチを切り抜けた8回裏の攻撃。レアード選手がフェンス直撃の同点タイムリーを放つと、1死二、三塁のチャンスで勝ち越しとなる中前2点適時打で勝ち越しに成功。ターニングポイントとなった「攻守」の活躍でチームを見事勝利に導いてくれました。光を見出せないチーム状況のなか、息を吹き返す大きな一打となりました。

一人ひとりが役割を果たした試合。先発・メンドーサ選手も初回に先制点を献上したものの、5回を投げ切り最少失点で乗り切りました。継投の中継ぎ陣も指揮官の期待に応えてみせました。逆転に必要な一つの要素として挙げられるのは「粘投」。普段は先発要員として準備を進める有原選手でしたが、CSではチーム状況を考え中継ぎで待機。7回からマウンドに上がり2回無失点の好投でチームの勝利に大きく貢献してくれました。

崖っぷちに立たされたファイターズ。窮地に追い込まれた時にどう立ち振る舞うことが出来るのか。最後まで諦めずにプレーすることを大前提に、その真価が問われる大事な一試合となりました。「(この短期決戦は)野球がうまくなる大事な試合」と監督は話しました。重圧を感じながら野球をすることによって、選手は技術的にも精神的にも成長を遂げます。大舞台での活躍が今後の野球人生の糧になることも間違いありません。野球が出来ることに喜びを感じ、目の前の試合を全力で勝ちに行きたいところです。逆転のファイターズはまだまだ終わるわけにはいきません。

先発投手コメント

メンドーサ投手

メンドーサ投手
<5回 71球 打者21 安打4 三振2 四球2 失点・自責点1>

「初回の先制点は悔やまれますけど、なんとか最少失点で乗り切れたかと思います。きょうは個人というよりもチームが勝つことが絶対なので、あとはチームを信じてしっかり応援したいと思います」

栗山語録

栗山監督

Q.1勝1敗の五分に戻しました
「あれだけ多く北海道の方が応援してくれていて、もう1試合できる事にまずホッとしています」

Q.矢野選手の決勝打
「勝負の仕方を(矢野)謙次は経験上よく分かっているし、あの守り(8回表鈴木選手の打球をランニングキャッチ)からリズムを作ったね」

Q.有原選手はプロ初となる中継ぎ登板
「間が空いて難しい場面だった。中継ぎ適正があるのは分かっていたし、勝ち越されて非常に嫌な感じの中やってくれた。素晴らしかった」

Q.明日はいよいよファーストステージ最終戦
「この1勝で落ち着いてやれると思う。もう1試合できるし、福岡に行けば少なくともさらに3試合は試合ができる。こんなに素晴らしい時間を少しでも長く過ごせる様に頑張りたいです」

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