2015.10.12 MON
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
0
1
0
0
0
0
1
0
0
1
0
0
0
0
0
0
0
0
R
H
2
5
1
10

広報レポート<希望と未来>

先制タイムリーを放つ中田選手
ファンへ挨拶をする選手たち

中島卓選手の放った飛球が、左翼手のグラブに収まりました。2015年シーズンの終了。スタンドがため息に包まれました。ベンチの中で戦況を見つめる選手、出場選手登録こそされなかったもののバックアップとして一軍帯同していた選手、全員がその場から動かず、言葉を発することもなくマリーンズの勝利の輪に視線を向けていました。それは、ゲームセットまで諦めることなく死力を尽くした証拠でもありました。

チャンスは数多くありました。走者を三塁まで進めたイニングは4度にも及びました。しかし、奪った得点は初回に中田選手が放った適時打による1点のみ。一方で、失った得点はソロホームラン2本だけでした。打てる限りの手を打ったといえるでしょう。でも、これが野球。最後の最後で勝負の厳しさを教えられたシーズンだったのではないでしょうか。

優勝するために、そして、日本シリーズの舞台に立つためには、まだまだ何かが足りない。その何かを埋めるための戦いが、これから始まります。「明日から開幕までに何をやるかで差がつく」。試合後、静まり返ったロッカールームで今季最後のミーティングが行われ、栗山監督は選手たちにそう語りかけました。若い選手が多いファイターズには、希望と未来があります。“悔しい”という感覚こそが授業料。この経験は必ず選手の糧となり、ファイターズというチームの礎となるに違いありません。

先発投手コメント

先発の吉川投手

吉川投手
<4回1/3 球数73 打者18 安打4/本塁打1 三振2 四球1 失点・自責点1>

「先発として、5回を投げきれず申し訳ない気持ちでいっぱいです。谷元さんをはじめ中継ぎ陣に迷惑をかけてしまいました。粘ることが出来ず、すみませんでした」

栗山語録

栗山監督

Q クライマックスシリーズ敗退が決まり、最終戦となりました
「北海道の皆さんが楽しみにしてくれていたことは感じていた。(野球シーズンは)どっかで終わるんだけど、1日でも長く野球をやりたかったし、例年以上に悔しさが残る。この悔しさを忘れないように来年の開幕に向けて準備を進めていきたい」

Q マリーンズ・涌井選手に抑えられました
「決して状態が良くない中で投げていたね。うちの若い選手にとって参考になるピッチングだった」

Q 大谷選手の代打起用はどういう思いで送り出しましたか
「必ず同点にしてくれると信じて送りました。だけど、誰がとかではないので、打ってくれたら翔平がすごいし、打たなかったら監督の責任。この悔しさを受け止めてもっと強くならないといけない」

Q また明日から来季に向けての準備が始まります
「チームには話したけど、この時点での敗退を想像していなかったから、選手は戸惑いがあった。やりきった感じではなかった。若いチームと言われて2年が経つので、もうそんなことも言ってられない。今年成長したことは放って置いて、沢山の課題に向けて準備を進めていくだけ。選手は今年得たものをさらに大きくしてもらいたい」

  1. トップ
  2. 試合情報
  3. ゲームレポート