2016.03.08 TUE
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広報レポート<本人よりも…>

9回表、代打でヒットを放つ西川選手

ワンバウンドして大きく跳ねた打球が、三塁手の頭を越えていきました。一塁ベース上でバッティンググローブを外す中島卓選手の涼しげな表情とは裏腹に、ベンチは大きく盛り上がりました。「僕よりも周りがうれしそうでしたね」。9回1死一塁。2犠打を含むオープン戦24打席目にして初安打を記録した瞬間でした。「ああいう当たりがタクらしさ」と栗山監督。次の打者が併殺に倒れてゲームセットとなりましたが、ベンチに戻った際には悩み抜いた男の”スタート”をチーム全体が祝福しました。

構えたときのトップの位置が決まらない。そんなモヤモヤを抱えたままの実戦スタートでした。持ち味としている追い込まれてからの粘り強さが消え、四球はここまでゼロ。それでも試合前、試合後と黙々とバットを振り続け、何かを掴もうと必死になっていました。ようやくしっくりし始めたところでの初安打。「きっかけは練習よりも試合で」。精神安定剤ともいえる1本のヒットが、いやらしいバッター復活の前兆になる可能性は十分ありそうです。

肩の不安で試合出場に”待った”がかかっていた西川選手も、9回に代打で出場し、左前打を放って復帰しました。ファイターズ打線になくてはならない選手たちが存在感を見せ始め、競争も再び激化することでしょう。この遠征8試合は若手にとっては正念場。全員がトップギアに入った状態で北海道に戻れれば、昨年のようなロケットスタートは現実のものとなるはずです。

先発投手コメント

先発のバース投手

バース投手
<5回 球数72 打者20 安打6 三振2 四死球0 失点・自責点3>

「4回に2点許してしまったんですけど、その後ピンチの場面を切り抜くことが出来たので全体的にはよかったと思います。変化球もスプリット、スライダー、シンカー、すべて思った以上に動いていたので、あとはコンタクトのうまい日本人打者の特徴を捉えながら修正していきたいと思います」

栗山語録

試合前の栗山監督

Q.バース選手のピッチングを振り返り
「(投球スタイルが)こういう雰囲気なんだろうなって見えてきた。課題ははっきりしてきたけど、こっちがイメージしているものとまだ全然違う」

Q.中島卓選手が久々に安打を放ちました
「心配していない。(三塁手の頭上を越える安打も)ああいうものが持ち味だから、とにかくがむしゃらにやってくれればいい」

Q.中田選手も侍JAPANから戻ってきました
「侍JAPANの為に早め早めに準備してきたわけだから。いい感じになってきたことはありがたいね」

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