

広報レポート<開幕に向けた安心材料>


左翼線、右翼線と左右に打ち分け、猛打賞の活躍をみせた近藤選手は昨季打率パ・リーグ3位(.326)の片鱗を見せつけました。3回に左翼線二塁打を打てば、6回先頭打者には逆転の口火となる右翼線二塁打を放ちました。身体の状態を見ながら徐々に本来の力を取り戻してきています。シーズンに入れば近藤選手を含めるクリーンアップの活躍は欠かせません。
近藤選手を追うように5番・右翼で出場した岡選手も3安打の活躍で開幕メンバーに向けて猛アピールに成功しました。春季キャンプ以降、左膝関節痛の為ファームで調整していた岡選手は昨日から一軍に合流し、昨日が2回コールド雨天中止となり、きょうが正式な復帰戦となりました。結果もそうですが、先ずは自分のペースを崩すことなく順調に進んでいることが何よりも安心材料になったはずです。
オープン戦3勝4敗となったファイターズ。現在負け越してはいますが、開幕に向けて着々と準備は進められています。怪我で戦線離脱をしている選手も順調に復帰の道を歩んでいけば、いまのチーム力を更に高めてくれるはずです。オープン戦は残り8試合。ファイターズは一枚岩となって戦っていきます。
選手コメント

吉川投手
<2回 球数32 打者8 安打1 三振4 四球1 失点・自責点0>
「やるべきことをやるだけだったので、まずは投げ終わることができて良かったと思います。良い状態で投げられてるので、きょうは2回のフォアボールだけ反省したいです」
高梨投手
<2番手 投球回数4 球数65 打者16 安打3〈本塁打1〉 三振6 四死球0 失点・自責点1>
「前回の反省点を踏まえて、ストライク先行とイニングの先頭打者を抑えることを課題にマウンドに上がりました。決め球のフォークもよく決まってましたし、とにかく点を取られない強い気持ちで投げました。良い面も悪い面もあったので、そこはしっかり修正してアピールしていきたいと思います」
栗山語録

Q.足に不安があった吉川投手が復帰
「もともと状態はよかった。それが落ちないようにと思っていた。ボールには影響はなさそうでよかった。ただ、遅れた分を取り戻すのには少しずつだね」
Q.高梨投手は4回1失点
「自信もついてひとつ上のレベルで投げられるようになった。苦労したピッチャーがいいピッチングをすると、チームにも力になる。ローテを争うところまできている」
Q.近藤選手が初安打を含む3安打
「左のいいピッチャーからああいうバッティングができれば、調子を取り戻しやすいのかなと」
Q.横尾選手もアピール
「ファーストストライクをしっかりと振れている。それに敢えてバントをやらせてみたんだけど。(開幕一軍については)それはこれから。最後の最後まであるから。でも、間違いなくいいところで勝負している」