

広報レポート<「想い」あと一歩届かず>


北海道新幹線の開業を祝うべく、5月に行われる「WE LOVE HOKKAIDO シリーズ2016」で使用する緑色のユニフォームを一足先に着用し、開幕2戦目に臨みましたが、その想いは届かず。2回に中島卓選手の中前適時打で先制に成功しましたが、後半6回に一挙4点を許し接戦を制することが出来ませんでした。
先発・メンドーサ投手は3回2死から3連打を浴び2失点を許しましたが、5回を投げ切り勝利投手の権利を得て降板しました。本人が「全体的にボールが浮いてしまった」と振り返るように序盤から制球に苦しみましたが、ゲームを作るという意味では最低限の仕事はしてくれたはずです。「2アウト取った後にランナーを出してしまったことが反省点」と今後の課題も明確にしています。昨季10勝を挙げたメンドーサ投手の実力を考えれば、そこまで不安材料はなさそうです。
敗戦の中に光を見出すとすれば、新人選手の活躍でしょう。6回途中2死一塁、三塁のピンチの場面。既に逆転を許し2点リードされた後の登板となりました。QVCマリンでは高校野球の決勝と社会人野球の都市対抗予選で投げた事があるという加藤投手。由緒ある球場で力強いピッチングを披露しました。6回2死から中飛で抑えると、イニングを跨いだ7回も先頭打者に四球を与えながらも無失点で抑えました。「緊張感はありましたけど、『やってやるぞ』という気持ちの方が強かった」と加藤投手。このような場面で結果を出していくことで、チームからの信頼を得ていくことでしょう。そして、左投手が枯渇している中継ぎ陣の救世主となってくれることを信じます。
先発投手コメント

メンドーサ投手
<5回 球数95 打者25 安打6 三振3 四球3 死球1 失点・自責点2>
「全体的にボールが浮いてしまい、納得のいくピッチングにはなりませんでした。2アウト取った後にランナーを出してしまったことが反省点で、テンポのいいピッチングをすることが次の課題になりそうです。もう少し球数を少なく長いイニングを投げられればよかったです。」
栗山語録

Q.連敗スタート
「2つやられたことを受け止めて、それが明日につながっていくようにやっていく」
Q.先制して逆転もした
「勝ち切らないといけない試合。申し訳ない。悔しい経験をプラスにしないといけない」
Q.メンドーサ投手は5回で交代
「悪くなかった。球数が増えていっぱいいっぱいだったように見えたから」
Q.加藤投手が初登板
「いいところもあるけど、フォアボールもあった。こういうことを生かしてくれると思う」
Q.マーティン投手は1回パーフェクト
「リードされているのとしているのは違うから。(どうやって起用するか)しっかり考えます」