2016.03.27 SUN
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広報レポート<兎にも角にも2016年初白星>

先制の犠牲フライを放つ田中賢選手
抑えの増井投手

【公認野球規則1.02】
各チームは、相手チームより多くの得点を記録して、勝つことを目的とする。

試合終了の時点で1点でも少なく抑えていれば勝ち。それが野球というスポーツの“原則”です。1点リードの9回。マウンドを託された守護神・増井投手が最後の打者を渾身のストレートで見逃し三振に打ち取った瞬間、ルールで定められた勝利はファイターズのものとなりました。開幕3戦目でのシーズン初勝利。栗山監督は「周りに気を使わせてしまって申し訳なかった」と試合後の取材で報道陣に頭を下げました。

試合終了の時点で1点でも多く取っていれば勝ち。それも野球というスポーツの”原則”です。どういう形での得点でも、この際、大きな問題ではありません。2回と4回には得点圏に走者を進めながら無得点。もどかしい空気が漂う中、5回に先頭打者から連続四球でチャンスを作り、犠打と犠飛で得点しました。ノーヒットで勝負を決めるイニングに。結果的に決勝点を叩き出した田中賢選手は「チャンスを潰していたから、流れを持っていかれる前に先制できてよかった」と安どの表情を見せました。

ルールブックに記載された言葉を無視するかのように、有原投手だけは“1点もやらない”つもりで投げ続けていたことでしょう。「3連敗はしちゃいけない。しっかり守ってもらえて感謝しているし、勝ててホッとしています」。初回から3イニング連続で先頭打者に出塁を許しても、変化球を低めに集めて8回まで「0」を並べました。「吉川と2人で柱になってもらわないといけない選手」と指揮官が期待する2年目が、チームに白星をもたらしました。

2016年の初勝利は、投打が噛み合う”快勝”ではなかったかもしれません。しかし、こういった試合を勝ち切ることが、143試合の長丁場では何よりも重要です。必死で掴んだ1勝。後々、必ず大きな意味を持つものになるに違いありません。

先発投手コメント

先発の有原投手

有原投手
<8回 球数98 打者28 安打6 三振1 四球1 失点・自責点0>

「勝ててホッとしています。3連敗だけはしてはいけないと思っていたので、絶対勝つという気持ちでいきました。守備の方がしっかり守ってくれて感謝しています。先ずは1勝なので、次の登板でもこれを続けていければと思います」

栗山語録

栗山監督

Q.開幕3戦目で初勝利
「ご心配かけました。想像していた通り、ひとつ勝つのは本当に大変、そんな展開だった」

Q.有原投手が8回無失点
「よく頑張ってくれた。航平、ありがとう。臆することなく投げた。流れも良くなかったしイヤなものはあった。投げづらかっただろうけど、自分を信じてよくぞ投げてくれた、と」

Q.攻撃陣は犠飛だけの得点
「もっと点を取っていかないと。勝ったことで落ち着いて、みんなガラッと変わってくれるはず。北海道に帰れるんだし」

Q.9回は増井投手を投入
「開幕直後だから(有原投手には)疲れもある。それにウチには絶対的なクローザーがいるんだから、まったく迷いはなかった」

Q.次は本拠地開幕戦
「心配をかけましたが、北海道のみなさんの力を借りて大暴れできるように頑張ります」

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