

広報レポート<投手の借りは野手で>


試合中陽選手が「緊張する」、そう語るほど本拠地開幕は選手にとってもファンにとっても重要な一戦でした。試合前「FIGHTERS GALAXY BASEBALL」というテーマのもと「宇宙」をイメージされる壮大なセレモニーが行われ、札幌ドームに集まった多くのファンは「今シーズンはファイターズの選手がどう爆ぜるのか」と期待を膨らませた事でしょう。
その思いが届いたのか、西川選手と近藤選手が猛打賞、田中賢選手は2安打3打点と合計17安打でファイターズ打線が大爆発の大勝。マリーンズとの開幕3連戦は合計18安打、1試合でそれに迫る安打数を記録しました。中でも存在感を示したのは逆方向左中間への本塁打も含む2安打5打点の大谷選手。「しっかりと自分のスイングができた」と語る様に、カウント2-2から振り抜いた打球は低い弾道ライナーでチーム今季第1号となる本塁打をレフトスタンドへ運びました。さらに1試合5打点はキャリアハイのおまけつきとなりました。
マリーンズとの開幕戦は初回に制球が定まらず3失点、そのまま7回まで投げましたが負け投手となってしまった大谷選手。投手の借りを野手の出場でしっかりと返す事ができました。二刀流4年目の今年は果たしてどこまで「爆ぜる」のでしょうか。
先発投手コメント

吉川投手
<5回2/3 球数90 打者24 安打6 三振3 四球1 失点・自責点3>
「8点も取ってもらって6回途中で降板する自分が情けないです。(6回は)ストライクを揃えすぎたのと緩急をうまく使えなかったことが原因ですね。もう少し長いイニングを投げられるように頑張ります」
栗山語録

Q.本拠地開幕戦は2けた得点の快勝
「点差は関係なくて、この3試合いい形で点が取れない中、北海道に帰ってきてみなさんの力で打たせてもらったんだなと思う」
Q.スタメン全員安打
「早い段階でヒットを打ちたいもの。数字がいい方が落ち着いて打席に入れる」
Q.大谷選手が5打点
「きょうは意味のあるゲームだと思っていた。しっかりやってくれた」
Q.吉川投手は6回途中で交代
「ボールは良かった。球数が多くなって(オープン戦で)出遅れた分があった。ただ、ずっと言っているように、やってもらわないといけない有原と吉川の2人に勝ちがついたのは良かった」