

広報レポート<延長戦>


延長戦にもつれ込んだ試合は意地と意地のぶつかりあう白熱した試合となりました。昨日の試合とは逆転した試合展開。初回にホークス・内川選手の本塁打で先制を許しましたが、ファイターズ打線も4本の本塁打攻勢で一時は逆転に成功しました。しかし、相手打線の勢いを止めることができず、試合は延長戦の末、今季初の引き分けとなりました。
3回の攻撃。ホークス先発・和田投手から陽選手がソロ本塁打で反撃の狼煙をあげると、続く中田選手が1点差に迫る左越えソロ本塁打を放ちました。そして、6回には先頭打者・大谷選手が今季4号のソロ本塁打を放てば、続くレアード選手が逆転の2点本塁打を左翼席に運びました。6得点中5得点が本塁打によるものでした。「ここ最近ボールがよく見えている」と振り返るレアード選手。この2試合で9打数4安打3本塁打とチームを牽引してくれています。主力の活躍が必須となる接戦。この打撃戦をどう勝ちきることができるか。白星を挙げることが出来ず肩を落とすのではなく、この勢いを維持して明日の試合に臨みたいものです。
打線が奮闘するきっかけには、投手陣の頑張りが必要不可欠となってきます。4回途中からマウンドに上がった高梨投手は2回2/3を無失点で抑えると延長10回から3イニングを投げ切った榎下投手は毎回走者を許しながらも粘り強い投球を披露しました。「気持ちで投げた」と振り返る榎下投手。その気迫あるピッチングは今チームが必要としているものかもしれません。昨季覇者ホークスを打ち崩すには、明日の試合の勝敗が大きな意味を持ちます。苦しい時こそ、チーム一丸となって「チャレンジャー精神」で挑んでいきたいものです。
先発投手コメント

吉川投手
<3回1/3 球数65 打者18 安打6〈本塁打2〉 三振2 四球2 失点・自責点5>
「「申し訳ありません」という言葉しかありません。「0」で抑えたイニングもありませんでしたし、立ち上がりから最後までリズムを作ることができず迷惑をかけてしまいました」
栗山語録

Q.吉川投手が乱調
「見ての通り、らしくなかった。本人も悔しかっただろう」
Q.榎下投手が最後に踏ん張りました
「本当に素晴らしかった。みんな1イニングを抑えるのが大変になっているときにね。絶対に点を取られないんだ、というのがあった。榎下本人にとっても前に進むだろうと思う」
Q.打つ方では4本塁打
「(先手先手を取られる)あの展開から頑張った。けど、勝ち切れなかったから…」
Q.明日は加藤投手が先発
「信じています」