

広報レポート<勝利の方程式再構築>


6回谷元投手、7回宮西投手、8回マーティン投手、9回増井投手。磐石の継投リレーで序盤のリードを守りきりファイターズは4連勝。貯金も今シーズン最多の「2」となり、いよいよホークスの追撃体制が整いました。
中でも、7回表のマウンドにファイターズのセットアッパー宮西投手が登場すると、41,138名のファンから大きな歓声が沸き起こりました。代打の外崎選手を三振、金子侑選手をセカンドゴロ、1番秋山選手をセンターフライの三人で締めくくり、NPB歴代2位となるキャリア200Hを達成しました。昨年までの鉄腕左腕の印象は「痛々しい」。三者凡退で抑えたとしてもベンチ裏では痛みに耐える苦しい表情を浮かべていただけに、登板後の清々しい表情が肘の状態を物語っていました。
そして、最終回のマウンドには守護神増井投手。セーブ失敗が続き10日前にはまさかの登録抹消。イースタン・リーグで1試合の登板を経て再び札幌ドームのマウンドに帰ってきました。8回裏に味方の追加点でセーブシチュエーションではなくなったものの、危なげない三者凡退で復調ぶりをアピールしました。
これにてファイターズのブルペンを支える屋台骨がいよいよ揃い踏み。首位ホークスを追いかける上で戦える中継ぎ陣が再び整いました。今シーズン初のスイープを目指して、まずは目の前のライオンズ戦に立ち向かいます。
先発投手コメント

バース投手
<5回 球数74 打者21 安打5〈本塁打2〉 三振2 四球1 失点・自責点2>
「フォアボールは少なかったけど、球は高めに浮いていたし、カウントもよくなかった。先発の役目として、もう少しイニングを稼がないといけなかったですね。満足のいく内容にはなりませんでした」
栗山語録

Q 試合を振り返ってみて
「紙一重だったと思う。(相手が)きちっと来たら苦しい展開になるのも見えてたし、早めに点を取れてよかった。きょうに関しては本当によかった」
Q 宮西投手が200ホールドを達成しました
「これだけの満員の中で、みや(宮西投手)が200ホールドを達成してくれた。苦労をかけたと思うし、本当によく頑張ってくれた。だけど、まだまだ通過点だと思ってるので、これからも頼りにしてる」
Q 増井投手も戻ってきました
「いい感じで戻ってきたね。ボールもいい。あの2人(増井投手、宮西投手)に関しては、監督になってから一緒にやってきている。前に進んでいると思う」
Q 明日は大谷投手が先発です
「何を見せてくれるのか。やってくれることを信じてます」