

広報レポート<マウンドを譲らない力投>


初回にデスパイネ選手の先制2ランを浴びながらも8回までマウンドを譲らなかった有原投手は絶対的な信頼感があるからでした。2回以降はロッテ打線を僅か2安打(本塁打1本)に抑える力投で、終わってみれば8回3失点のクオリティースタート(6回以上を投げて自責点3以下)。初回の2点が最後まで響くかたちとなりましたが、有原投手は本来の投球スタイルを貫きました。
「ホームランを警戒しているなかで打たれてしまった」と話す有原投手。初回に限り、外角一辺倒の投球が裏目と出ました。初回のデスパイネ選手に投じた真っすぐは決して甘い球ではありませんでした。外角の球を好むデスパイネ選手が持ち前のパワーで運んだ1本でした。しかし、ここで諦めなかったのが今季無傷5勝を挙げる有原投手。2回以降は内角を厳しく突き、得意とするカットボールでゴロの山を築きました。
「初回をゼロで乗り切れれば試合展開も変わってたと思うので、そこをしっかり反省したい」と猛省する有原投手。3点を追いかける展開で辛抱強く投げ続けた有原投手の投げる姿は勝利投手に値するものでした。次回の登板では必ずチームに白星を与えてくれるはずです。
先発投手コメント

有原投手
<8回 球数113 打者31 安打6〈本塁打2〉 三振2 四球1 失点・自責点3>
「ホームランを警戒しているなかで打たれてしまったので、あの2本がすべてだったと思います。あとは、初回をゼロで乗り切れれば試合展開も変わってたと思うので、そこをしっかり反省したいと思います」
栗山語録

Q.有原投手が8回まで投げきりました
「初回の様な事はシーズンの中ではあるけど、粘れた事含めて早く点を返してあげたかった」
Q.初回の好機に得点できず
「誰が悪いとかではなく、この様なチャンスで点がとれないとこうなってしまう」
Q.次戦は年に1度の函館でのゲームとなります
「今年から函館まで新幹線が開通して、我々も北海道新幹線カラーのユニフォームを着て戦ってきた。函館の地でもしっかりと戦いたいです」