

広報レポート<周到な準備がもたらした結果>


先発・メンドーサ投手は試合前「きょうは9イニング投げられるように頑張るよ」と意気込んでいました。グラウンドの脇からチームメイトの練習を見ながらバットでリストを鍛える姿。自身の試合前アップまで時間があるにも関わらず、精力的に体を動かし入念に準備を進めていました。
エネルギッシュな姿でマウンドに上がったメンドーサ投手。立ち上がりは、多少ボールが高く浮きフライアウトが目立ちましたが、イニングを重ねるにつれて本来の投球スタイルを取り戻しました。真っすぐは最速148kmまで達し、得意とするツーシームとチェンジアップで相手打者を翻弄しました。7回1失点の好投。三振は僅か2つ。打たせて取るスタイルこそがメンドーサ投手の持ち味です。内容も四球が2つ(1つは敬遠)と先頭打者を許したのは7回のみ。試合を作るという意味ではすべての条件を満たしていました。
試合を優位に進めるのに必要とする「得点」。メンドーサ投手の力投を後押ししたのは、4本の本塁打でした。レアード選手が2打席連続本塁打を放つと、陽選手と大野選手の2ランで7回までに7点をリード。3回まで無安打で抑えられていながらも、中盤戦で巻き返しに成功しました。一発攻勢が試合の大勢を決めました。投打が噛み合うかどうか。メンドーサ投手の好投と打線の援護が噛み合う理想的なゲーム運びとなりました。
先発投手コメント

メンドーサ投手
<7回 球数114 打者30 安打8 三振2 四球2 失点・自責点1>
「状態もよかったし、きょうは球速も出てたね。ストライク球で勝負できましたし、打ち取る投球スタイルを貫くことができました。打線の援護にも、もちろん感謝しています」
栗山語録

Q.打線の組み替えが的中
「組み替えというよりみんなが集中していた。チャンスがあるときに、しっかりと打たないといけない」
Q.メンドーサ投手が7回1失点
「良くなっていた。ボールが強くなっているし、そうなると動くボールとかも生きてくる。久しぶりに強いボールを見たな、と。前に進んだかな」
Q.レアード選手が2打席連発
「この2、3試合はモワッとしている感じがあった。タイミング良く振って欲しいと思っていた。すごく打っている、というのはない。それだけ期待と信頼があるということ」
Q.5月勝ち越し
「勝ち越しも大事だけど、明日勝って交流戦に入りたい」