2016.05.31 TUE
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広報レポート<大敗の中に一つの笑顔>

山田選手に本塁打を浴びる有原投手
プロ初安打を放つ大嶋選手

この日から東京ヤクルトスワローズを札幌ドームに迎え「日本生命セ・パ交流戦」が始まりました。2016年の交流戦はスワローズ、カープ、タイガースの3球団とはDH制のある札幌ドームで3連戦、ジャイアンツ、ベイスターズ、ドラゴンズとはセ・リーグの本拠地球場で3連戦、合計18試合を戦います。

交流戦初戦の先発は有原投手。2回に先制を許すと、5回、6回に中押し、9回にも3番手榎下投手が失点して終始主導権を握られる展開で大量8失点。打線も先発デイビーズ投手の前にあと1本が出ず、大谷選手のソロ本塁打で1点を返すのが精一杯。最終9回に3点を返して意地を見せたものの、4-8で敗れてしまいました。

ただその中でも一歩前に進んだ選手が一人。7点ビハインドの最終回、代打で出場したのは大嶋選手。早稲田大学ソフトボール部出身の異色のプロ野球選手として注目された背番号66も今年で5年目。「若い」とよく形容されるファイターズにおいて大学卒で5年目という状況は本人が一番よく分かっていました。

高めに入ったストレートを強く振りぬくと打球は右中間を抜ける二塁打でプロ入り初ヒット。「ファームではしっかりとバットが振れていたので、観客の多いファームというぐらいの気持ちで打席に臨んだ」と結果を残しました。後続の打者にもヒットが続いて3点を奪い返す、チームに勢いをもたらす価値のある初ヒットとなりました。

今シーズン、イースタン・リーグの打率は.318。昨シーズンの.224から約1割高いアベレージを残しています。「中垣トレーニングコーチと実践してきた体の使い方のドリルがようやく野球としての成果につながっている」と根拠のある好調である模様です。ただ、ようやくスタート地点に立ったまでです。代打機会も増える交流戦でいよいよ爆ぜる時がやってきました。

先発投手コメント

先発の有原投手

有原投手
<6回 球数85 打者27 安打10〈本塁打1〉 三振4 四球1 失点・自責点5>

「まさにリズムに乗り切れないピッチングでした。カウントも悪く自ら苦しんでしまいました。早いイニングで降りてしまい申し訳ない気持ちでいっぱいです」

栗山語録

栗山監督

Q.有原投手が6回5失点
「ここまで頑張ってきた。こういう試合もある。ストライクを先行する意識もあったし、次、ちゃんとやってくれると思う」

Q.大嶋選手がプロ初安打
「きょう唯一良かったこと。苦労してきていたからね」

Q.明日はバース投手が先発登板
「短いイニングを投げてきたけど、それで感じるものもあったはず。頑張ってくれると思う」

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