2016.06.02 THU
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広報レポート<雄叫び>

逆転満塁弾を放つ中田選手
満塁のピンチを脱した宮西投手

ストレートを完ぺきに捕らえた打球は、大きな弧を描いて左翼スタンドへと吸い込まれていきました。3点を追う6回1死満塁。打席に入ったのは中田選手でした。「気持ちよかった。打った瞬間、行くと思った」。2試合連続のお立ち台でそう振り返る今季10号。自身通算3本目となる満塁弾は、試合を一気にひっくり返す一撃になりました。

ひと振りで逆転に成功する3分前。中田選手は“その姿”をネクストサークルで見守っていたことでしょう。1死一、三塁。大谷選手はカウント3ボール1ストライクからボール球をしっかり見極めると、拳を握りしめて小さく雄叫びを上げました。自分で走者を返したわけでじゃない。しかし、打率.360の3番打者が四球を選んで取ったその行動は、チームを鼓舞するものだったに違いありません。4番打者もその思いに、最高の形で応えてみせました。

序盤からもつれにもつれたゲームの流れを引き寄せたのが3番でひっくり返したのが4番なら、勝利を決定づけたのは元キャプテンでした。1点リードの7回に谷元投手がピンチを背負って1死満塁。そこで登場したのが宮西投手でした。代打に右打者を送られても関係なし。完ぺきな投球で遊ゴロ併殺にしとめ、こちらはガッツポーズを作って大きな雄叫びを上げました。30歳の誕生日にお立ち台に上がり、「唯一の同期、中田と一緒に立ててうれしい」と笑みを浮かべました。

初戦を落とした交流戦も、連勝してカード勝ち越しスタートを決めました。これからも選手たちから雄叫びが上がれば上がるほど、勝利につながっていくはず。気温の上昇と歩調を合わせるように、ファイターズの戦いも熱くなります。

先発投手コメント

先発の加藤投手

加藤投手
<2回0/3 球数48 打者11 安打3 三振2 四球2 失点・自責点2>

「大事な試合だったんですけど、序盤で降板してしまい、チームの皆さんに迷惑をかけてしまいました。申し訳ありません」

栗山語録

栗山監督

Q.中田選手の満塁弾で逆転
「今日に関しては中々チャンスを生かせなかったけど。こういう試合に勝った事は意味がある。感動したね」

Q.誕生日の宮西投手が一死満塁のピンチを抑える
「素晴らしかった。この様な場面は同点覚悟で行ってもらうんだけど。さすがです」

Q.四球で試合が動いた
「交流戦は四球が肝になる。(中田選手の本塁打の前の)翔平の四球もそうだし、(初回の押し出し)四球を与えるとこういう展開になってしまう」

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