

広報レポート<最高でした>


もはや「SUSHIポーズ」の説明は北海道のファイターズファンのみならず、野球ファンにとっても説明不要なのかもしれません。日に日に増える観客席のスシのぬいぐるみ。9回裏、打った瞬間にそれと分かる打球を放つと、スタンドのスシは上下左右に飛び跳ね歓喜の嵐が巻き起こりました。先頭の田中賢選手がしぶとくショートへの内野安打を放つと、5番のレアード選手が劇的な逆転サヨナラ本塁打で試合を決めました。初対戦のタイガース藤川投手がストレートを3球続けてカウントは1ボール2ストライク。追い込まれた所で初見のフォークを捉えると、レフトスタンド上段まで見事に運びました。
お立ち台ではインタビューアの質問に「アノー、ソウデスネ、サイコウデシタ」と笑いを誘う一幕も。決め台詞も「スゴイ、スシ、ダイスキ」と日本語で受け答え、マスコットと「SUSHIポーズ」の写真を撮影する順応ぶりを披露しました。2015年交流戦終了時の打率は.188。メディアからも酷評されていた昨年とは状況は一転しました。5月度は月間MVPを獲得、ヒーローインタビューの声援は大谷選手や中田選手と同じかそれ以上の人気ぶりです。今やファイターズには欠かせない存在となりました。貴重なサヨナラ勝利で、交流戦初めてカード頭を勝利したファイターズ。このスシパワーで一気にタイガースを飲み込みたいところです。
先発投手コメント

メンドーサ投手
<6回1/3 球数90 打者27 安打11 三振3 四死球0 失点・自責点2>
「11本のヒットを打たれながらも最少失点で抑えられたことはよかったんですけど、リズムを作るピッチングではなかったです。フライアウトも多かったですし、もう少し低めを意識して投げ切れればよかったと思います」
栗山語録

Q.レアード選手の逆転サヨナラ弾でカード初戦を取った
「勝負強いというよりも、アプローチの仕方がいい。ボール球の見逃し方とか。こちらも感動した。久しぶりにマーティンがやられた中で、追い込まれてひっくり返せば勢いがつくんじゃないかと考えていた」
Q.矢野選手が代打で今季初安打
「謙次も苦しんでいたし、良かったなあ、と」
Q.大累選手をスタメン起用
「ヒットを打たせてあげたかったけどね。守りでいい動きを見せてくれていた」
Q.あすに向けて
「いままで勢いがつくような勝ち方がなかった。それを考えれば、これ以上ない形。ひとつひとつ頑張っていく」