2016.06.11 SAT
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広報レポート<名コンビの予感>

2番手の斎藤佑投手
ヒットを放つ田中賢選手

7回を三者凡退に抑えた斎藤佑投手は、次の回もマウンドに上がるため、攻撃中に三塁ベンチ前でキャッチボールを行っていました。その目前で大嶋選手が代打としてバッターボックスに立ちました。そして、8回。斎藤佑投手がマウンドに向かうと、防具をつけてキャッチャーの守備位置についたのは、その大嶋選手でした。かたや野球部を日本一に導き、かたや野球界では無名のソフトボール選手だった両選手。6月3日のジャイアンツ戦以来となるバッテリーを組んで、勝利への執念を表現してみせました。1死から左前打を浴びたものの、後続を断って無失点。逆転に望みをつなぐ15球のコンビネーションでした。

入団までの経歴は違えど、ファームで苦しみながらはい上がってきたところは同じ。共鳴するものがあるはずの2人には、名コンビになる予感も漂います。中継ぎで結果を出しながら先発復帰のチャンスを虎視眈々と狙う右腕と、プロ初安打を記録してから出番が増え始めたスラッガー候補。特に打撃が持ち味の大嶋選手にとっては、しっかりと捕手を務められることが一軍生き残りの大きな要素にもなります。大学の“先輩”を相手にデビューし、ここまで問題なし。瀬川選手とのコンビとなった9回には盗塁阻止を記録し、試合後には高橋捕手コーチからのねぎらいの言葉に頬を緩めていました。

チームは散発4安打に抑えられ、4月14日のバファローズ戦以来となる今季4度目の完封負けを喫しました。それでも、与えられた役割から前に進もうと必死に戦う選手の姿があります。登場がコールされたときの歓声は、レギュラー選手に劣らないもの。栗山監督が言う「球場の空気を変えられる選手」の存在は、たとえはその日の結果が出なくても、長いシーズンを戦う上では必要不可欠です。

先発投手コメント

先発の吉川投手

吉川投手
<6回 球数94 打者27 安打5 三振8 四球4 失点・自責点3>

「よく腕は振れてたんですけど、(大和選手の先制適時打は)甘いところに入ってしまいましたね。もう少し投げ切らないといけなかったです。悔しいですけど、しっかり反省して次に生かしていきたいと思います」

栗山語録

Q.吉川投手の投球を振り返って
「ボールはいい。(吉川投手)本人も思うことはあるだろうし、確かに課題はある。ボールはいいから信じたいね」

Q.斎藤佑投手が2回無失点の好投でした
「間が空いて調整が難しいなかで、(本人へは)よく声をかけていた。そういう状況でよく頑張ってくれたし、いい内容だったね」

Q.大嶋選手が捕殺を記録しました
「ひとつ刺して自信につながると思うし、成長の跡を見せられたことは本人にとってもよかったことだと思います」

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