2016.06.15 WED
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広報レポート<4番の意地>

9回表、先制弾を放つ矢野選手
10回表、勝ち越し弾を放つ中田選手

夜空に高々と上がった打球はファイターズファンが待つ左翼スタンドに吸い込まれていきました。10回2死から中田選手の勝ち越しソロ。ダイアモンドを一周してきた中田選手は満面の笑みでチームメイトとハイタッチを交わしました。

侍ジャパンでクリーンナップを打つ2人の選手。9回裏、ゲームセットまでアウト1つの場面。DeNA・筒香選手に今季15号となる手痛い同点2ランを浴びました。ただただ言葉を失い、呆然とするファイターズサイド。横浜スタジアムは一気に盛り上がり、試合の流れは完全に傾いていました。しかし、「諦めが悪いのが今年のファイターズ」。投手陣を引っ張る宮西投手はそう言います。DeNAの4番・筒香選手の頭上を越える一発。まさにチームの4番同士の意地がぶつかり合いました。

投げては高梨投手が今季2度目の先発マウンドに上がり、6回無失点の好投。勝ち星こそつかなかったものの、勝利に値する内容でした。「フォアボールを出さずにストライク先行でいけた」。好投の要因は無四球にありました。ここ3試合でチームが与えた四球は僅か4つ。失点もここ3試合で2点だけ。連続イニング無失点を29まで伸ばしていました。この3連勝は投手陣の活躍が大きな要因となっています。守りから攻撃のリズムを作る野球。あす先発予定のバース投手もゴロの山を築いてくれるはずです。

先発投手コメント

先発の高梨投手

高梨投手
<6回 球数88 打者20 安打1 三振6 死球1 失点・自責点0>

「思ったとおりに低めにフォークとカーブを投げられたので、こういう結果になったと思いますし、フォアボールを出さずにストライク先行でいけたので流れのいいピッチングができたと思います」

栗山語録

栗山監督

Q.壮絶な試合でした
「いいものもあるし、課題もある。でも、勝ち切れば(課題も)プラスに転じていくと思っている。ケンジ(矢野選手)のホームランは感動したね。高梨も良かった。パ・リーグでの試合ならもっと投げられるから、謝ったんだよ。反省はあるけど、連勝できたことが良かった」

Q.決めたのは中田選手
「そこまで貢献できなくてイライラしているのが伝わっていた。打ち上げて戻ってくる。らしい打球だよね」

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