2016.07.03 SUN
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広報レポート<夢を乗せた一発>

ガッツポーズをする大谷投手
マーティン投手

人生初めての先頭打者本塁打が何よりの説得材料となりました。1番・投手でスタメン出場を果たした大谷選手は、初球のスライダーを右翼席に運びました。「真っすぐを思い切り打とうと思ってたんですけど、スライダーが浮いてきたから振りました」と言葉では言い表せない大谷選手の技術が超越した先制弾となりました。

「もしかしたら?」と期待を寄せていたファンも多くいるに違いありません。そんな期待を背負いながら、1打席目で決める大谷選手の集中力は凄まじいものです。スタメン発表の場内アナウンスに敵地のスタンドもどよめきました。アウェイの空気感を一変させてしまう大谷選手の存在力。1番打者として、(4打席のうち)1本塁打3四球は十分過ぎる内容でした。1番で起用するという指揮官の思いに見事応えてくれました。

圧倒させたのは、打者・大谷だけではありませんでした。投手・大谷としても8回無失点と相手打者を圧倒しました。序盤に安打を打たれるなど4回まで毎回走者を出しましたが、5回以降は安打を許さず、最速161キロの真っすぐと140キロ台後半のフォークで10個の三振を奪いました。これで自身7連勝。今季8勝目を挙げました。

このホークス3連戦。ファイターズ先発投手陣が与えた失点は「0」(高梨投手7回無失点、有原投手8回無失点、大谷投手8回無失点)でした。ゲームを作る上で先発投手の活躍は必須となりますが、強力なホークス打線を「0」で封じることを誰が予想したことでしょう。10連勝の理由として、先発投手陣の踏ん張りは欠かせないものになっています。先制点を許さない粘投が打線に火をつける引火材料となっていることは間違いありません。

先発投手コメント

先発の大谷選手

大谷投手
<8回 球数120 打者30 安打5 三振10 四死球2 失点・自責点0>

「(先頭打者本塁打に対して)真っすぐを思い切り打とうと思ってたんですけど、スライダーが浮いてきたから振りました。さすがに、1番打者にはビックリしました。(投手として)野手の皆さんに守ってもらい、感謝しています。高梨さん、有原さんの好投があったので、この流れに乗ることができてよかったと思います」

栗山語録

Q.ホークスに同一カード3連勝して10連勝
「10連勝は関係ないけど、きょうの試合は重要だった。今日取れたのは大きい。ただ、(ホークスは)まだ遠い。もう少し詰めないと勝負にならない。これからも力を合わせてやっていくだけ」

Q.「1番・投手」の大谷投手が先頭打者本塁打と8勝目
「(1番起用は)ずっと考えてきたこと。(投げるまでの)準備の問題があるし、3番だとなかなか難しい。打って戻って来ればいいわけで、一番いい形だった。(先頭打者アーチは)完全アウェーの中で、これが野球のロマンというか、ファンの方が度肝を抜くようなプレーだったというのがいい」

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