2016.07.13 WED
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広報レポート<4番である理由>

本日のヒーローの中田選手
勝利しマウンドに集まる選手たち

外角へのストレートを逆らわずに捕らえた打球は、右中間を深々と破っていきました。2点を追う8回2死満塁。この日、最後のチャンスともいえる場面で打席に入ったのは中田選手でした。カウント1ボール1ストライク。「積極的に振っていこうと思っていた」。打球が転々とする間に、塁を埋めていた走者が相次いで生還。一塁走者だった陽選手が本塁へ滑り込んでコブシを力強く突き上げると、二塁に到達していた中田選手は雄叫びを上げました。逆転の走者一掃適時打。苦境に立たされたチームを救ったのは、苦しみ抜いた4番の一撃でした。

「僕が打てないとき、チームのみんなにカバーしてもらっていた。だから、ここは何とか自分がカバーしようと思って打席に立った」。チームが連勝を続ける間、自身は絶不調に陥っていました。前日の一戦で久々の一発を放ったものの、連勝はストップ。責任を感じないはずはありません。「みんなが打てないときに翔は打ってくれるはず」。そう言い続けてきた栗山監督の期待にも応えました。そこまで全体で4安打と打線が沈黙する中、ひと振りで試合を決める。4番が4番である理由を示した一戦になりました。

劇的な逆転勝ちで前半戦を終了。83試合で50勝を挙げ、最大で11.5ゲームあった首位・ホークスとの差を6ゲームまで詰めてオールスターブレークに入ります。試合後のミーティング。栗山監督はこう話しました。「おれたちは勝負できるところまで来た。後半戦、一気に行くぞ」。最近20試合で17勝3敗という快進撃の余韻を持ちながら4日間の“休日”を過ごし、雌雄を決する後半戦に向かいます。

先発投手コメント

先発の斎藤佑投手

斎藤佑投手
<5回 球数92 打者22 安打3 三振4 四球4 失点・自責点0>

「きょうは低めに丁寧に投げることだけを意識しました。長打を打たれるとゲームが傾いてしまうので、特にクリーンナップのところは、注意して投げました。なんとかピンチを背負いながら、粘ることができてよかったと思います。あとはチームが勝てるように応援したいです」

栗山語録

栗山監督

Q.中田選手が8回に逆転打を放ちました
「きょうは感動した。よかったね。負けたあとが大事なわけで、きょうとか嫌な感じしたよね。でも、必死な感じが出てたし、こういうのが推進力になる。連勝も嬉しいけど、きょうみたいな試合の方が嬉しい。(斎藤)佑樹も途中崩したけど、何とか粘り切って行けたし、(中田)翔も苦しい時に打ってくれた。本当に感動した」

Q.斎藤佑投手のピッチングを振り返って
「本人とも話したけど、悪くなった時に工夫して粘り切ることが大事。いい時はいいんだけど、先発投手としてやっていくなかで悪い時もある」

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